【Evernoteまとめ】Evernoteに人生を「しまう」
このページは、「単純作業に心を込めて」のEvernoteまとめページです。これまで私がEvernoteについて書き続けてきた一群のエントリを、体系的な構造を持つリンク集として、整理しました。
概要、こんな構造です。
- 1.Evernoteとつきあう基本的な考え方
- 2.Evernoteの設定・運用ルール・機能の使い方
- 3.Evernoteの具体的な運用例
- 4.まとめ
- 関連:WorkFlowyとEvernoteとの関係
1.Evernoteとつきあう基本的な考え方
(1) 「Evernoteを育てる」と「しまう」&「響く」
私がEvernoteとつきあうとき、もっとも土台にあるのは、次の2つの考え方です。
- 「Evernoteを育てる」
- Evernoteは「大きな引き出し」。「しまう」と「響く」。
(2) 「作業場としてのEvernote」を大切にする
Evernoteの使い方を考えるとき、「倉庫としてのEvernote」と「作業場としてのEvernote」という分類が有効です。
私がEvernoteに求めるのは、「作業場としてのEvernote」です。
なぜ、「作業場としてのEvernote」を求めているのかといえば、理由は3つです。
- ポケットをひとつにできる
- 必要な機能を備えている
- Evernoteを育てることができる
「なぜ●●にEvernoteを使うのか」という記事をいくつか書いた理由と現時点の到達点
(3) Evernoteは、好きになればなるほど、力を発揮する
今、私のEvernoteは、大きな力を発揮してくれています。ひとつの理由は、「Evernoteを好きになったから」ではないかと思います。「クラウドサービスを好きになる」というと、ちょっと変で、ある意味気持ち悪いことではありますが、実利もあるのです。
私のEvernoteへの愛は、こんな文章から感じていただけるのではないかと。。。
- 誕生日おめでとう、Evernote日本語版。Evernoteが100年続くことを信じて、Evernoteを使う
- 「Evernoteは便利だよ」ではない言葉で、Evernoteの魅力を表現する。
- Evernoteを捉えるメタファー
- Evernote Businessのセミナーに参加した収穫を共有するためのエントリ(2013/11/26@名古屋)
(4) 段階的に、Evernoteを毎日自然に使うようになる
今でこそEvernoteを毎日使うようになっていますが、以前は、なかなかうまく使うことができず、自分にはEvernoteは合わないかもなあ、と感じていました。
そんな私がEvernoteを毎日自然に使えるようになるまでの段階を整理しました。
(5) Evernoteで学んだ考え方は、WorkFlowyにも役に立つ
少し前までEvernoteを贔屓していた私ですが(なぜ、文章書きとしての私は、アウトライナーよりもEvernoteを贔屓しているのか?)、2015年1月からWorkFlowyを使い始め、今の私は、少なくとも文章を書く場面では、Evernoteはほとんど使わず、もっぱらWorkFlowyばかりです。
でも、Evernoteの経験は、WorkFlowyにしっかりと生きています。
WorkFlowyで大切なことは、すべてEvernoteから学んだ
2.Evernoteの設定・運用ルール・機能の使い方
(1) 必須設定
Evernote for Windowsを使いやすくするための、ふたつの必須設定
(2) 運用ルール
Evernoteを気持ちよく使い続けるための、「受信箱を空にするというルール」
(3) Evernoteの機能の使い方
a.関連するノート
サーバーと同期できなくてもEvernote for Windowsの便利さは損なわれないけれど、「関連するノート」が使えないのが味気ない
b.ウェブクリップ
私がEvernoteのウェブクリップをあまり使わない理由と、例外的にウェブクリップを利用する場面
c.ローカルノートブック
クラウドに上げない方がよい情報の範囲と、Evernoteのローカルノートブックの可能性
d.タグ
3.Evernoteに人生を「しまう」方法(具体的な運用例)
(1) どんなふうにEvernoteに人生を「しまう」か?
私にとって、Evernoteは、人生を「しまう」ことができる「大きな引き出し」です。どんなふうにノートを整理し、どんなことをEvernoteに保存しているのか、概要をまとめました。
- Evernoteのノートブックを整理した結果の記録(2014.6段階)
- Evernoteの育て方。子どもの成長記録・知的生産・セルフマネジメントのノート具体例とあわせて。
- 私は、Evernoteから、どんな恩恵を受けているか?
(2) Evernoteを整理したときの考え方
Evernoteの使い方というと、Evernoteの整理の仕方がクローズアップされます。でも、実際のところ、Evernoteは、全然整理しなくても、ほとんど不自由なく使えます。
Evernote内のエントロピーが増大しているけれど、意外と困っていないのは、なぜなんだろうか。
でも、Evernoteの整理が無駄かと言えば、そういうわけではありません。私が整理する目的は、
- 検索を補助すること
- ある一定の条件を満たす情報だけを、もれなく一覧表示すること
- Evernoteを整えることで頭と心を整理すること
の3つです。
Evernoteを整理する3つの目的「検索を補助」「だけ&もれなく一覧表示」「頭と心を整える」
この目的から考えて、今、私は、Evernoteを、
- 進行中→フロー
- 進行中じゃない
- 後で参照することを想定している→ストック
- 後で参照することを想定してない→アーカイブ
という3分類で整理しています。
(3) 子ども成長記録ノート
a.我が家の子育て×Evernote
- 我が家の子育て×Evernote。子育てのためにEvernoteに入れているものと、その目的・方法
- なぜ、子育てにEvernoteを使い続けているのか
- いちばん大切な、子どもの成長記録を、Evernoteにしまい続ける
- 信頼できるクラウドサービスは、子どもの歩みを記録したデータを保存するための、最適の場所である
b.Evernote子ども成長記録ノート
(a) Evernote子ども成長記録ノートとは?
我が家で大活躍!子育てを彩る、Evernote子ども成長記録ノートの作り方と共有方法
(b) 夫婦や実家の両親と共有
Evernote子ども成長記録ノートをママと一緒にやるために、パパにできること(パパ向け)
Evernote子ども成長記録ノートを、じぃじ・ばぁばと共有すれば、みんなハッピー。
(c) タグで整理する
(d) アプリの使い方
Evernote子ども成長記録ノートのサンプルと作り方(Android×WriteNote Pro)
Android+WriteNote Proを使って、Everenoteに写真+文字で子どもの成長記録を残す方法
(e) 友達に共有することも
パパ友に子どもの写真と動画を共有したとき、ひと手間加えたら、よろこばれた(EvernoteとRoadMovies)
(f) 旅行のときの特別版
[Evernote×旅行]Evernoteを旅行に使って、旅行全体をEvernoteにしまう
(4) 知的生産
a.Evernoteは、知的生産のためのクラウドベース
Evernoteは、知的生産のためのクラウドベースです。
Evernoteを中心に、知的生産のためのクラウドベースを作る
知的生産のためにEvernoteを整理する方法の基礎理論を学べる2冊:『「超」整理法』と『ハイブリッド発想術』
Evernoteの強みは、アウトプットにつなぐのが得意なところではないかと思います。とりわけ、アナログでの思考(ノートにメモしたことや、紙の本に書き込んだこと)を、アウトプットの材料として集約する場所として、Evernoteは最適です。
アナログでの思考を、Evernoteに集め、アウトプットにつなげる
Evernoteで文章を書くことを3年間続けていたら、私の知的生産は、大きく広がりました。
Evernoteで文章を書くようになって約3年、Evernoteは私の知的生産をどう変えたか?
b.なぜ、私は、思考のツールとして、Evernoteを使うのか?
私にとって、Evernoteは、思考のツールです。
「なぜ、私は、思考するツールとして、Evernoteを使うのか?」を考えてみました。
- 「なぜ、私は、思考するツールとして、Evernoteを使うのか?」の「はじめに」
- 思考の一部を捨てても死なない(なぜ、私は、思考するツールとして、Evernoteを使うのか)
- アイデアの「畑」と「地層」:『ハイブリッド発想術』読書メモ(「なぜ、私は、思考するツールとして、Evernoteを使うのか」番外編)
- なぜ、文章書きとしての私は、アウトライナーよりもEvernoteを贔屓しているのか?
- 全体としてひとつの流動的な有機体であるか否か(Evernoteとプロセス型アウトライナーの思想のちがい)
- Evernoteは、ノートの杭を打つからこそ、思考のツールとして現にうまく機能している。
もちろん、これらの思考は、Evernoteによって行いました。
ただ、これらの検討の結果、今の私にとっての思考するツールは、むしろWorkFlowyです。
c.Evernoteを書くための作業場として使う
これまでの3年間、Evernoteは、私にとって、「書くための作業場」として、大活躍してくれました。
- なぜ、文章を書く道具として、Evernoteを使うのか
- 文章を書くツールとしてEvernoteを使うことのメリット テキストデータのポケットひとつ原則
- ブログ記事の原稿を書くなら、Evernoteが一番。アイデアを、素早くキャッチし、気長に育てる。
- なぜ、「書く」ワークスペースとして、Evernoteを使うのか?
なぜなんだろうかと考えて辿りついた結論は、「大量の書きかけの文章群全体を管理する仕組み」としてうまく機能してくれたから、です。
Evernoteやアウトライナーで文章を書くことで、大量の書きかけの文章群全体を管理する仕組みを作る
ここから、「ずっと完成しないで変化し続ける有機体」というコンセプトを得ることができました。
d.Evernoteとブログの相乗効果
Evernoteが「大量の書きかけの文章群全体を管理する仕組み」や「ずっと完成しないで変化し続ける有機体」として機能してくれたのは、ブログとセットで使っていたからです。
- 思考を育てるシステムの構成要素としてのEvernoteとブログ
- Evernote×ブログ記事。すき間時間を活用してブログ記事を栽培する方法
- Evernoteでブログ原稿を書く理由
- 文章をアウトプットする仕組み
Evernoteとブログのセットは、「ずっと完成しないで変化し続ける有機体」と「暫定的な作品群を継続的に公開できる場所」の組み合わせというかたちで、私の知的生産を支えてくれました。
なお、「ずっと完成しないで変化し続ける有機体」と「暫定的な作品群を継続的に公開できる場所」の組み合わせは、その後、「ずっと完成しないで変化し続ける有機体から、暫定的な作品群を切り取るためのハサミ」が加わることで、ぐっとパワーアップしました。これも、私がEvernoteからWorkFlowyに文章を書く場所を移した理由のひとつです。
e.読書
大学生のころから本を読むのが好きで、わりとたくさんの本を読んできました。大学生のころの方が読書量は多かったと思いますが、読書から得る収穫量は、当時よりも今の方がずっと大きくなりました。それは、「自分のブログに自分の言葉で文章を書く」という読書後の行動を始めたからです。
この行動のために、Evernoteは大活躍してくれています。
- Evernoteに読書ノートを作る考え方
- Kindle本
- 紙の本
(5) セルフマネジメント
Evernoteは、セルフマネジメントの場面でも価値を発揮してくれています。
a.タスクのログ
ひとつは、タスク管理システムのログを蓄積することで、そこから価値を掘り出すことを助けてくれます。
- 【Toodledo×IFTTT×Evernote】電子業務日誌を自動的に作成する
- 【Toodledo×IFTTT×Evernote】Toodledoの完了タスク情報を、Evernoteに蓄積し、タグで管理する
- Evernote×Toodledo Toodledoの完了タスクをEvernoteに蓄積するiftttレシピの整理
- Evernote×タスク管理(4) Toodledoの完了タスクを、Evernoteの、1Folderにつき1ノートに、時系列で記録するiftttレシピ
- Evernote×タスク管理(3) これが決定版!Toodledoの完了タスクを1日1ノートでEvernoteに蓄積する方法
- Evernote×タスク管理(2) Toodledoで完了にしたタスクをEvernoteに1日1ノートで保存する
- Evernote×タスク管理 Evernoteに完了タスクをウェブクリップすることで、Toodledoを補完する
b.日記
ふたつめは、日記です。
c.勉強
新しいことを勉強し始めるときも、Evernoteは役に立っています。
私の感覚では、Evernoteは、コンテンツを蓄積することよりも、モチベーションや進捗状況を管理するために使う方が、力を発揮してくれます。
- 何かを勉強しはじめるとき、Evernoteに新しく専用ノートブックを作る
- 「しまう」と「響く」を、勉強に活用する
- Evernote×受験勉強。コンテンツのためではなく、マネジメントのために、活用する。
d.仕事で得た経験を蓄積する
Evernoteは、仕事で得た経験を蓄積するためにも使えます。
(6) 教育への活用
Evernoteは、教育向けのサービスではないかと感じます。
学生の立場からも、教師の立場からも、いろんな使い方が考えられます。
- Evernote×大学の講義。講師の立場から考える「Evernoteで講義ノートをとる方法」
- Evernote×大学の講義(2) 講師という立場で、Evernoteをどう使っているか
- Evernote Educationを妄想する
- Evernote×就活。自己分析、エントリーシート、面接対策、情報管理
4.まとめ
(1) 考え方
(2) 使い方概要
(3) 使い方ピックアップ
- 子育て
- 知的生産
- セルフマネジメント
- 教育
関連:WorkFlowyとEvernoteとの関係
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公開日:
最終更新日:2015/03/12