2014年1月に書いたブログエントリ一覧コメント付き段差バージョンと、OmniOutlinerの段差を一瞬でHTML化するAppleScript
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1.はじめに
12月になったので、自分なりにぼちぼちと2014年をふり返っているところです。私にとって、この2014年は、読書とブログが大きな存在感を発揮した1年間でした。そこで、2014年のふり返りの軸は、読書とブログにします。
読書によるふり返りは、倉下忠憲さんの企画にのっからせていただきました。
読書・文章・手帳システム・ブログ・物語/2014年に収穫した10冊+αの本 #mybooks2014
今年もたくさんのよい本と出会うことができました。
ブログによるふり返りは、2014年に書いたブログエントリを体系化する、ということにチャレンジしてみます。具体的には、次のとおりです。
- やること
- 2014年に書いたすべてのエントリを、何らかの体系に整理する
- 方法
- OmniOutlinerというアウトライナーにブログへのリンクを全部突っ込んで、何らかの体系に整理する
- アウトライン上で整理できたら、マロ。さんによるAppleScriptで、ulのHTMLに書き出す
アウトライナーでなければ、こんな作業は面倒すぎて、とてもできません。また、アウトライナーで整理した階層をそのままHTMLに書き出すことができるAppleScriptがなければ、アウトライン上で整理した体系をブログエントリにすることは、気が遠くなります。
この作業は、OmniOutlinerという「ずっと完成しないで変化し続ける有機体」と、AppleScriptという「有機体から暫定的な作品群を切り取るためのハサミ」によって、はじめて可能になりました。
さて、この作業の手始めに、2014年に書いたブログエントリを時系列で並べてみようと思います。しかし、わりと数が多かったので、1年分全部をつめこむのは長すぎです。なので、とりあえず、1月分だけ、やってみます。
2.ブログエントリ一覧コメント付き(2014年1月分)
- 寝て安静にしてるうちに正月が終わってしまったけれど、いろいろよかった
- 睡眠は大切である。
- 生活の速度を意識する。ときに落とす。
- 何もしていない状態が不快ではないことは、感謝すべきことである。
- 「幸福度」で「幸福な人生」を表現するときの4パターン(合計値派・最大値派×主観派・客観派)
- 幸福を幸福度で表現できるとして、幸福な人生を表現するパターンには、2つの軸がある。
- ひとつの軸は、合計値と最大値
- もうひとつの軸は、主観と客観
- この2×2で、マトリクスを作ることができる。
- 私は、合計値×主観
- どの場所かによって、幸福な人生を実現するための戦略が変わってくる。
- サーバーと同期できなくてもEvernote for Windowsの便利さは損なわれないけれど、「関連するノート」が使えないのが味気ない
- Evernoteのサーバーの不具合で、Evernote for WindowsとEvernoteサーバーとの同期ができなかった。
- でも、不都合はなかった。
- しかし、「関連するノート」が使えなくて、味気なかった。
- Googleカレンダーだけですべてのスケジュールを管理する
- Googleカレンダーだけでスケジュールを管理すると、次の3つのメリットがある。
- スケジュールのポケット一つ原則
- その場でふさわしい端末からスケジュールを閲覧・編集できる
- 過去のすべてのスケジュールがデータベースになる
- Googleカレンダーだけでスケジュールを管理すると、次の3つのメリットがある。
- レポート課題に取り組むときの留意点
- 大学生がレポート課題に取り組む意義は、大学卒業後も使える能力を身につけることである。
- レポート課題に取り組むときは、次の3つに気をつけるべきである。
- その文書が果たすべき役割を考えること
- 絶対に守らなければいけない条件を、確実に守ること
- レポートに構造を付けること
- レポート課題に取り組むときは、自分を出すべきところで自分を出し、自分を出すべきでないところでは自分を出さない
- どこに何が書いてあるか、はっきり示す(文章を書くときの簡単で効果が高いコツ)
- 「どこに何が書いてあるか、はっきり示すこと」は、文章を書くときの、簡単で効果が高いコツです。
- とりわけ、「問い」「結論」「理由」に分けて、それぞれがどこに書いてあるかがわかるように書くと、何かを説明したり主張したりする文章を書くのが簡単になります。
- Evernote×業務日誌 「関連するノート」で過去の経験を今に活かす
- Evernoteを仕事で活用するなら、業務日誌がよいと思う。
- プレミアム機能の「関連するノート」で、過去の経験を現在に活かすことができる。
- Evernote×タスク管理 Evernoteに完了タスクをウェブクリップすることで、Toodledoを補完する
- Evernoteは、タスク管理に特化したツールではない。Toodledoは、タスク管理に特化したツールである。私は、Evernoteではなく、Toodledoで、タスクを管理している。
- Toodledoは、非常に優れたタスク管理ツールだけれど、完了タスク情報の活用の点では、今ひとつな気がする。
- そこで、Toodledoの完了タスク情報をEvernoteに蓄積することで、Toodledoの強みを補う、という方針が考えられる。
- Evernote×大学の講義(2) 講師という立場で、Evernoteをどう使っているか
- Evernoteは、大学生が大学の講義ノートを作るときにも役立つけれど、大学の講師が講義ノートを作るときにも役に立つ。
- 私は、(大学のルール上問題がない範囲で、)講義のもろもろをEvernoteに蓄積することで、Evernote上で自分の講義を育てている。
- Evernoteの「関連するノート」は、過去を今に繋ぐ
- Evernoteの「関連するノート」機能を使うと、過去の経験が今につながる。
- Evernoteの「関連するノート」機能によって、Evernoteに蓄積される情報の量と質が増えていくにつれて、Evernoteが生み出す価値は、加速度的に増えていく。
- 文章を二次元で書く(文章の構造とは何か)
- 文章は、本来、一次元である。しかし、文章が表現する対象である思考は、通常、一次元ではない。
- そこで、文章によって思考を表現するためには、文章を二次元で書くとよい。これが、文章に構造を付ける、ということである。
- auのiPhone5c(16GB)にMNPした理由
- 文章を二次元で書く例文として、iPhoneの機種変更について考えたことをまとめた文章。
- 文章を二次元で書くための道具(グループ分け、接続詞、項目名・項目番号)
- 文章を二次元で書くためには、いくつかの道具がある。
- グループ分け
- 接続詞
- 項目名・項目番号
- 文章を二次元で書くためには、いくつかの道具がある。
- Xperia SXからiPhone5cに機種変更して1週間。比較して、iPhone5cはどうか?
- 文章を二次元で書くための道具を使う例文として書いたもの。
- クラウドに上げない方がよい情報の範囲と、Evernoteのローカルノートブックの可能性
- Evernoteは便利だけれど、クラウドに上げてはいけない情報も存在する。
- Evernoteには、ローカルノートブックという機能が用意されている。1台のパソコンの中だけでEvernoteを活用するためには、このローカルノートブックを使うのもひとつの解決方法。
- なぜ、子育てにEvernoteを使い続けているのか
- 我が家では、子育てに、Evernoteを使い続けている。
- たとえば、Evernote子ども成長記録ノート。
- なぜ、子育てにEvernoteを使い続けているのか? 理由は3つある。
- 子育てのポケット一つ原則
- 子育てに関してやりたいことの全部を実現できるだけの機能を持っている
- 他の領域との相乗効果
- 子育て関連の情報という、自分の好きな情報をEvernoteに入れることで、自分のEvernoteに対する愛着が上がる。→Evernoteを活用できる度合いが上がる。
- 我が家では、子育てに、Evernoteを使い続けている。
- なぜ、文章を書く道具として、Evernoteを使うのか
- 私は、文章を書く道具として、Evernoteを使っている。
- たとえば、このブログの原稿は、すべてEvernoteで書いている。
- なぜ、文章を書く道具として、Evernoteを使うのか? 理由は3つある。
- 文章のポケット一つ原則
- 文章を書くために必要な機能をひと通り備えている
- Evernoteで書けば、Evernoteが育つ
- Evernoteで書けば、Evernoteの中に、書いた文章も書きかけの文章も蓄積される。
- これによって、Evernoteが育つ。
- 私は、文章を書く道具として、Evernoteを使っている。
- Evernote×タスク管理(2) Toodledoで完了にしたタスクをEvernoteに1日1ノートで保存する
- Toodledoの完了タスク情報をEvernoteに蓄積することでToodledoの弱みを補う、ということを考えた
- しかし、上の記事で書いたのは、ウェブクリップという原始的な方法で、あんまりよろしくない。
- これに対して、そふぁねさんが生み出したIFTTTを使う方法を応用すれば、自動で、いい感じに、Toodledoの完了タスク情報をEvernoteに蓄積できる。
- Evernote×タスク管理(3) これが決定版!Toodledoの完了タスクを1日1ノートでEvernoteに蓄積する方法
- Toodledoの完了タスク情報を、1日1ノートでEvernoteに蓄積する方法の決定版。
- これによって、『「超」整理法』で野口先生がおすすめする電子業務日誌を、簡単に実践できる。
- Evernote×タスク管理(4) Toodledoの完了タスクを、Evernoteの、1Folderにつき1ノートに、時系列で記録するiftttレシピ
- ToodledoのFolderごとにEvernoteのノートを分けるレシピを考察した。
- しかし、ToodledoのFolder名に日本語文字が入っていると、うまく機能しない。
- そこで、ToodledoのFolderごとに完了タスク情報をまとめたい場合は、GoogleDriveのスプレッドシートがおすすめ。
- 「なぜ●●にEvernoteを使うのか」という記事をいくつか書いた理由と現時点の到達点
- 「なぜ●●にEvernoteを使うのか」というテーマで、いくつかの領域を検討した。
- そこから抽出できる、「私がEvernoteを使う理由」は、次の3点である。
- ポケット一つ原則
- 必要な機能が揃っている
- Evernoteが育つ
- Evernote×Toodledo Toodledoの完了タスクをEvernoteに蓄積するiftttレシピの整理
- Toodledoの完了タスクをEvernoteに蓄積するレシピを整理しました。
- レシピへのリンクも付けてあります。
3.おわりに
(1) 時系列で見えてくるものもあるけれど。。。
時系列で並べて見ると、ここから見えてくるものが、何かしらあるように思います。特に、ブログを書いてきた自分自身にとっては、いろんな刺激を受ける段差でした。
しかし、私以外のみなさまにとっては、おそらく、この時系列の一覧は、ほとんど意味のない羅列なのではないかと思われます。
そこで、2月以降分は、時系列で並べることは控え、何らかの体系化を終えてから、公開することにします。
(2) マロ。さんによるAppleScriptのご紹介
このブログエントリの長いulは、マロ。さんによるAppleScriptで生成しました。OmniOutlinerで書いたアウトラインを段差のあるブログエントリにするには、大変便利なツールです。
よろしければ、お試しください。
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