Toodledoで瞬時レビュー
公開日:
:
Toodledo
目次
1.瞬時レビュー
この記事を読みました。
瞬時レビューは生活リズムをつくるのに良い | jMatsuzaki
「瞬時レビュー」とは、タスク完了直後に、その感想を20字から50字程度で、簡単に記録する、というもの、だそうです。GTDでは、週次レビュー、日次レビューなどいろいろなレビューがありますが、タスクの実行からレビューまでのふり返りを一瞬にまで短縮したレビューが、「瞬時レビュー」です。
この会の中で佐々木さんが熱っぽく「瞬時レビュー」について語っていました。これはタスクが完了したら、すぐにその感想を記録しておくものです。
(中略)
瞬時レビューでは、タスク完了直後にそのときの率直な気持ちをメモしておきます。集中力が低いとか、疲れたとか、眠いとか、天使が舞い降りたようだとか、そういう感想です。
日次レビューではなく、瞬時レビューをすることの意味は、タスク完了直後と一日の終わりとでは、タスクに対する感想が大きく異なることにあります。瞬時レビューは、タスク完了直後の感想なので、タスクを実行したときの感想を、より正確に記録できます。この正確な記録に基づいて、これからのタスク実行を改善していくことが、「瞬時レビュー」の考え方です。
●
「瞬時レビュー」については、以前、佐々木正悟さんのブログでも読んだ気がしたので、探してみました。
この記事でした。
「レビュー」は聞こえがいいが面倒くさい | ライフハック心理学
改めて読み返すと、とても納得できる記述がありました。
要するに「記録をとってレビューする」など面倒くさいわけです。そんな面倒なことをするなら「すぐさま」成果をものにしたい。そこで私が編み出したのが「瞬時レビュー」です。何しろ「瞬時」なのだから、これより短くすることはできません。
(中略)
週次レビューというものは、何か行動を改善するためにやることでしょうが、次回以後の行動を「改善」したければ「やった直後」に改善プランを出してしまうのがいいのです。
まとめると、こういうことです。
- レビューの目的は、実行したタスクをレビューすることで、次回以降のタスクを改善することである。
- 週次レビューだと、タスクの実行からレビューまでの間隔が長いので、タスクを実行したときの感想が変わってしまう。
- そこで、タスクを実行した直後にタスクをレビューして、改善プランを出してしまえばよい。
- これが、「瞬時レビュー」である。
2.Toodledoで瞬時レビュー
(1) 前提:Toodledoでタスク管理
「瞬時レビュー」の意義に納得しましたので、私もやることにしました。私は、Toodledoでタスクを管理していますので、Toodledoでの「瞬時レビュー」を構想します。
前提として、私のToodledoの運用例は、次の記事にまとめました。多少の変化はありますが、おおむねこんな感じです。
Toodledoで人生が変わったサラリーマンの、Toodledo運用例・全部入り(2014.2段階)
長い記事ですが、「瞬時レビュー」との関係では、次の2点が重要です。
ひとつめは、タスクの保管とタスクの実行の両方にToodledoを使っている点です。私にとって、Toodledoは、タスクの保管庫であると同時に、タスクの実行リストです。タスクを実行する際に、Toodledoを確認していますので、瞬時レビューを残すなら、Toodledoが適しています。
ふたつめは、Toodledoで完了にしたタスクを、IFTTTによって、Evernoteに蓄積していることです。いちばん気に入っているのは、1日1ノートの電子業務日誌です。
【Toodledo×IFTTT×Evernote】電子業務日誌を自動的に作成する
Toodledoで瞬時レビューを行えば、瞬時レビューの結果が、Evernoteの電子業務日誌に記録されます。
(2) Toodledoで瞬時レビュー
さて、これを前提として、Toodledoでの瞬時レビューを考えます。
a.Toodledoのnote欄を使う
Toodledoで、瞬時レビューに使えそうな機能は、タスクのnote欄です。
タスクのnote欄は、各タスクについて、テキストでメモを記録できる機能です。
特徴としては、制限文字数がやたらと多いこと。ひとつのタスクについて、3万字を超える分量、保存できます。
Toodledoのnote欄は、IFTTTに対応しています。ですから、Toodledoのnote欄に記入したことは、(IFTTTのレシピをそのように作れば、)Evernoteに作成される電子業務日誌に記録されます。(実際、私が使っているレシピは、note欄を記録します。)
【Toodledo×IFTTT×Evernote】電子業務日誌を自動的に作成する→タスクのノート欄
そこで、タスク実行直後に、Toodledoのnote欄に、瞬時レビューを書けば、Toodledoで瞬時レビューをすることができます。
b.気をつける点など
基本的には以上ですべてです。
が、瞬時レビューの流れにそって、少しずつ検討してみます。
- タスクを実行する
- Toodledoのnote欄に瞬時レビューを書く
- Toodledoのタスクを完了にする
(a) タスクを実行する
「タスクを実行する」については、実行するだけで、何にも注意点はないような気がします。
ところが、ひとつ大切な点があります。それは、「Toodledoに登録してないタスクを実行するときは、Toodledoに登録してからタスクを実行する」ということです。
私のタスク実行の基本姿勢は、「すぐやる」です。たとえば、割り込みタスクが入ってきたときは、その割り込みタスクがすぐに終わるなら、「すぐやる」方式で先に割り込みタスクを片付けます。そのため、すべてのタスクをToodledoに登録する、という方針をとっていても、Toodledo未登録タスクを実行する、という機会が、しばしば訪れます。
しかし、割り込みタスクにも、瞬時レビューは必要です。ひょっとしたら、割り込みタスクの方が、瞬時レビューの必要性や重要性が高いかもしれません。ということは、そのタスクを実行する前に、割り込みタスクをきちんとToodledoに登録する、というステップを踏むことが大切です。
(b) Toodledoのnote欄に瞬時レビューを書く
note欄に瞬時レビューを書くときは、ただひたすら感想を書けばよいのかな、と思います。
他方で、私は瞬時レビューを始める前から、note欄を使っていました。そのときに書いていたのは、そのタスクを実行するにあたっての注意点など、つまり、タスクを実行する前のメモです。
あとで電子業務日誌を見返すとき、note欄の記載が、「タスク実行前に書いたメモ」なのか、「タスク実行後に書いた瞬時レビュー」なのかを区別することは、たぶん、重要です。前者は計画や予定ですが、後者は実績や記録です。note欄の記載が予定なのか記録なのかは、区別しておく方がよいでしょう。
そこで、瞬時レビューが瞬時レビューだとわかるように、記号を使うことにしました。
Evernoteで検索するときの便宜と入力のしやすさを考えて、「sr;【瞬時レビューの記載】;」という形式にしました。たとえば、「sr;眠かったけれど、何とか終わった。これでかなり気分が楽になった。;」といった感じです。
(c) Toodledoのタスクを完了にする
瞬時レビューを書いたら、Toodledoでタスクを完了にします。完了になれば、IFTTTが発動して、Evernoteの電子業務日誌に記録されます。めでたしめでたし。
が、しかし、これだけで終わるのはもったいないです。
佐々木さんもおっしゃっていたとおり、瞬時レビューの目的は、次回のタスクを改善することです。瞬時に改善プランを出すことが、瞬時レビューの意義です。
そこで、Toodledoのタスクを完了にしたら、そのプロジェクトについて、次のタスクを追加する、あるいは、次に続くタスクを修正するという行動をとるのがよさそうです。
これを習慣化すると、瞬時レビューは、大きな力を発揮してくれそうです。
3.まだまだ改善点は残されている
瞬時レビューを導入してまだ2日です。が、なかなかいいなと感じます。
いちばん気に入っているのは、タスクを実行した直後に、「よし、実行した」という満足感を味わえることです。それも、かなり確実に味わえます。楽しかったタスクは「楽しかった」と書くことで、酷い目に遭ったタスクは「酷い目に遭った。終わってよかった。」と書くことで、満足感を味わえます。
これからも続けていきます。ToodledoやTaskChuteを使うかはともかくとして、瞬時レビュー、おすすめです。
●
Toodledoのまとめ記事(Toodledoで人生が変わったサラリーマンの、Toodledo運用例・全部入り(2014.2段階))を書いたのは、Toodledoの運用がかなり落ち着いてきたと感じたためでした。
しかし、この記事を書いたあとにも、細かな改善がいくつか出てきました。電子業務日誌を今の形にしたのは最近ですし、この「瞬時レビュー」も大きな改善です。また、Viewの使い方も、多少変わってきました。
まだまだ改善点が残されているんだなあと感じるとともに、改善点が残されていることに、確かなワクワク感を感じています。
これからも、ちょっとした改善を試行錯誤しながら、Toodledoで持続可能な人生を送りたいと思ってます。
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