Evernoteを、データベースという役割から解放して、使いたいように使う
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Evernote
目次
1.Evernoteを整理した
先週末、Evernoteのノートを整理しました。ずいぶん前にウェブクリップしたまま見返すことのなかったノートをばっさり削除すると共に、メール転送やツイエバによって自動でEvernoteに追加していた各種ログ(Googleカレンダー、twitterなど)をごそっと消しました。
その結果、私のEvernoteに残っているのは、(1)自分が書いた文章(主にブログ原稿と日誌)、(2)ブログの作業記録、(3)子どもの成長記録ノートの3種類です。
以下、整理にあたっての考え方と、整理後のEvernoteの構成、それから、整理することによる今後の予測について、記載します。
2.「念のためこれも入れておこう」でEvernoteに保存するのを、やめた
(1) これまでは、「念のためこれも入れておこう」
Evernoteを使い始めた当初、私は、ウェブクリップを多用していました。その後、各種ブログで、Evernoteに自動でログがたまるシステムを作ろう、というような記事を読み、自動化の仕組みを整えました。つまり、メール転送やツイエバを使って、自動でEvernoteにいろんな情報がたまるように設定しました。
少しして、ウェブクリップを使うのはやめたのですが、メール転送とツイエバは、文字通り自動で勝手にたまっていくので、デメリットもなかろうと思い、継続していました。
これらの行動の背後にある考え方は、「念のためこれも入れておこう」です。そして、ここで期待するのは、Evernoteがデータベースとして成長してくれたらいいな、です。Evernoteにいろんな情報を入れれば入れるほど、Evernoteが個人的データベースとして成長するのではないか、だから、念のために入れておこう、という考え方です。
(2) 個人的データベースは、Gmailの方がよい
しかし、私は、Evernoteをデータベースとして、うまく使うことができませんでした。その理由は、EvernoteよりもGmailの方がデータベースとしての使い勝手がよかったためです。Gmailは、自動化の設定すら不要で、自分が送受信したあらゆるメールをデータとして蓄えてくれるため、いつの間にか、かなり強力なデータベースになっています。
Gmailがいつの間にか強力なデータベースになってくれていて、Gmailをデータベースとして使うのが快適なので、何かの情報を探そうと思ったとき、私が検索するのは、Evernoteではなくて、Gmailです。GmailとEvernote両方を検索するのは面倒なので、いきおい、検索対処はGmailに偏ります。
Gmailをデータベースとして使い、Evernoteはデータベースとして使っていないのであれば、情報を自動で蓄積する場所は、Evernoteではなく、Gmailにしておけばよいわけです。
(3) Evernoteを、データベースから解放する
以上のようなことを考えて、私は、Evernoteをデータベースから解放することにしました。そして、Evernoteには、データベースとして活躍してもらうのではなくて、別の機能で活躍してもらうことにしました。
3.絞った3つのEvernoteの役割
データベースという役割から解放し、残った役割が、前述の3つ、(1)自分が書いた文章(主にブログ原稿と日誌)、(2)ブログの作業記録、(3)子どもの成長記録ノートの3種類です。
ノートブック一覧(イメージ図)は、こんな感じ。
(1) 文章を書く道具として
第一に、私は、Evernoteを、文章を書く道具として使っています。主に、ブログ原稿と日誌です。Evernoteは(Evernote for Windowsは)、文章を書く道具として使うなら、動作も軽く、文字も読みやすく、すぐれたサービス(すぐれたアプリケーション)です。
(2) ブログを管理する道具として
第二に、ブログを管理する道具として使っています。テーマをいじったり、新しいプラグインを追加したり、ウィジェットを追加したり、Google AdSenseのコードを設置したりしたら、Evernoteの専用フォルダにメモをします。
私は、ブログ運営をするならPDCAサイクルを回すのが大切だ、と思っているので、PDCAサイクルを回すためにも、Evernoteに、ブログに関する作業メモや統計情報をメモしています。
(3) 子ども成長記録ノートの保管場所として
第三に、私は、Evernoteを、子どもの成長記録ノートを保管する場所として使っています。
子どもの成長記録ノートを保管するために使えるものは、いろいろあるのではないかと思います。それらの選択肢の中で、私がEvernoteを利用している理由は、次の3つです。
まず、WriteNote ProやPostEverというすぐれたアプリがあるために、スマートフォンで撮影した写真を保存するのが簡単なことです。
次に、ノートブックを第三者と共有できることです。
そして、Evernoteなら、メジャーなサービスなので、サービス提供期間も長いだろうし、データをエクスポートすることもできるので、10年後も20年後もデータが失われることはないだろう、と期待することです。
4.大好きなEvernoteを、とことん、使いたいように使う
(1) すぐに気づいた大きなメリット
Evernoteの整理をしてまだ数日ですが、すでに、大きなメリットに気づきました。それは、同期の所要時間がかなり短縮された、ということです。
これまでは、同期ボタンを押してから同期が完了するまでには、1,2分の時間が必要でした。その間、ノートを編集することができなかったため、不便でした。
これに対して、Evernoteの整理をしたところ、同期がすぐに(30秒もかからないで)、終わりました。
同期の時間が短くなることは、大きなメリットです。
(2) 今後は、使いたいように使う
これまで、私は、Evernoteは、個人用データベースとして活用すべきものだと思っていました。現実には、データベースとして整えることはなかなかできなくて、結局、文章を書くツールとして使っていたのですが、データベースとして活用するのが本来の姿なんだと思っていました。
しかし、今後は、Evernoteをデータベースとして使うことは、きっぱりやめました。そして、Evernoteを、文章を書くツール、ブログの作業ログを管理するツール、子ども成長記録の保管場所という3つの役割に絞ることにしました。
この3つの役割は、私が、Evernoteをこんなふうに使いたい、と、心から感じる使い方です。Evernoteは、大好きなサービスです。だからこそ、とことん、自分が使いたいように使おうと思います。
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