心から書きたいテーマやネタこそ、気楽に、どんどん、何度も、書く
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最終更新日:2013/05/16
ブログ
目次
1.心から書きたいテーマやネタに対して、どんなスタンスをとるか
ブログをしていると、ときどき、「このテーマの記事を書きたい」とか「このネタを記事にするととてもおもしろいんじゃないか」というような、心から書きたいテーマやネタに出会います。私の場合、たとえば、いい本を読んだ後はその本を紹介したくなります。また、スマートフォンをどのように子育てに活用できるか・スマートフォンを活用すると、子育てはどのように豊かになるか、といったテーマは、自分の関心事でもあるので、しっかり考えたいと思っています。
このような、心から書きたいテーマやネタに出会ったとき、私は、「このテーマは大切だから、気合いを入れてしっかり書かなくちゃ。」とか、「この記事を書くための準備が整っていないから、完成させて公開するのはまだ早い。」などと感じます。要するに、心から書きたいテーマやネタだからこそ、慎重に書きたいなと思うわけです。
では、このスタンス、心から書きたいテーマやネタだからこそ、慎重に書こうとするスタンスは、よいスタンスなのでしょうか。
2.当面、試してみようと思っているスタンス
最近、私は、このスタンス、つまり、心から書きたいテーマやネタだからこそ、慎重に書きたいな、というスタンスは、あんまりよくないのではないか、と感じています。
そうではなくて、心から書きたいテーマやネタこそ、気楽に書き、とりあえず形にして、さっさと公開する方がよいのではないか、と思っています。そして、ひとつの記事で満足できなければ、同じテーマやネタで、何度も新しく書き直せばよいのではないか、と考えています。
つまり、「心から書きたいテーマやネタこそ、気楽に、どんどん、何度も、書く」というスタンスです。当面、このスタンスを試してみようと思っています。
3.心から書きたいテーマやネタこそ、気楽に、どんどん、何度も、書く、理由
心から書きたいテーマやネタこそ、気楽に、どんどん、何度も、書くというスタンスを当面試してみようと思った理由は、以下の通りです。
(1) 最初から満足いくものは、なかなか書けない
心から書きたいテーマやネタに出会ったとしても、それだけで、満足いくものがすぐに書けるわけではありません。逆に、心から書きたいと思うテーマやネタだからこそ、自分がその記事に求めるものが高くなるので、満足いくものを書き上げることは、困難です。そのテーマやネタで最初に書いた記事に、完全に満足することは、ほぼ不可能だと思います。
であれば、1回で満足できるものを書き上げることをあきらめればよいだけです。そのかわり、何度もチャレンジして、少しずつ前進し、いつか満足いく記事を書き上げることをもくろめばよいと思います。
(2) 気楽に、どんどん、何度も、書くことで、少しずつ前に進む
公開することなく、Evernoteに保管した原稿状態で、少しずつ前に進むことだって、できないわけではありません。しかし、まずは気楽に、とりあえず形にして、さっさと公開する方がよいと思います。それによって思考が進むからです。そして、そのように前に進んだ思考を踏まえて、同じテーマや同じネタで、何度も記事を書くのがよいと思います。
a.とりあえず形にすることが、思考を進める
心から書きたいテーマやネタが見つかった後、そのテーマやネタに関する思考を進めるための、いちばん確実な方法は、とりあえず形にすること、だと思います。
テーマやネタは、あくまでもテーマやネタに過ぎないので、それだけでは何の思考にもなりません。テーマやネタを何らかの問題意識に変換し、その問題意識に対して回答と理由を与えることで、思考が進みます。
心から書きたいテーマやネタが見つかったら、そのテーマやネタを大切にメモしておくだけでなく、そのテーマやネタを使って、文章という形にしてみることで、そのテーマやネタに関する思考が進みます。
この意味で、とりあえず形にすることは、そのテーマやネタに関する思考を進めます。
b.さっさと公開することで得られる反応が、思考を進める
あるテーマやネタについて、何らかの問題意識を設定して、その問題意識に回答と理由を与えるという形を整えたら、それを公開することができます。私の場合は、このブログの記事という形で、公開することができます。
ブログの記事を公開すると、反応が得られます。twitterのコメントという直接的な反応もあれば、はてブ、リツイート、いいねの数による反応、PVやページ滞在時間といった反応もあります。
公開した記事に対する反応は、反応があった場合もなかった場合も、私に、何かを教えてくれます。記事を公開することで得られる反応が、そのテーマやネタについての私の思考を進めてくれます。
c.何度も書くことで、だんだんよいものになる
とりあえず形にして、さっさと公開すれば、少しであっても、そのテーマやネタについての思考が進みます。となれば、次は、その少し進んだ思考で、もう一度、そのテーマやネタについて、文章を作ってみます。最初に書いたものとは大差ないものができるかもしれませんが、それでも、改めて、問題意識を設定して、回答と理由を考え、形にします。
これを、何度も繰り返します。
何度も書けば、まあ、普通は、だんだんよいものになります。心から書きたいテーマやネタだからこそ、少しでもよい記事を書きたいと思います。そのためには、何度も書いて、少しずつよいものを作り上げたいと思います。
(3) 気楽に、どんどん、何度も、書いても、失うものは何もない
とりあえず形にして、さっさと公開することを何度も繰り返す、という情報発信は、普通ではありません。原稿段階できちんと推敲して、厳選したものを公開する、というのが、普通の情報発信ではないかと思います。たとえば、雑誌や新聞に掲載された記事は、十分な調査と構成と推敲の上、紙面に載ったのではないかと思います。
しかし、原稿段階で推敲し、厳選したものだけを公開、というスタンスは、情報を発信する機会や掲載するスペースが貴重な情報発信に妥当することなのではないかと思います。情報を発信する機会が貴重なら、その貴重な機会を十分に活かすために、自己ベストの記事を公開したいと思います。情報公開スペースが貴重なら、同じテーマやネタの記事を何度も公開するのは、無駄です。
これに対して、自分自身でレンタルサーバーとWordPressを使って運営するブログに記事を公開する場合、情報を発信する機会も、情報を掲載するスペースも、実質、無制限です。情報を発信する機会と情報を掲載するスペースは、全然貴重ではありません。したがって、気楽に、どんどん、何度も書いても、失うものは、何もありません。つまり、気楽に、どんどん、何度も書くことに、デメリットはありません。
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