特定の人とやりとりをするための専用アプリとして、LINEのトークを使うための設定
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目次
1.特定の人とやりとりをするための専用アプリとして使うなら、LINEのトークは、理想的
脱spモードメール計画を達成するために一番重要なことは、これまでspモードメールによってやりとりする頻度が高かった特定個人とのやりとりに、spモードメールを使うのをやめる、ということでした。
そうなると、その特定個人とのやりとりを担う代替手段を探す必要があります。そこで私が採用した手段が、LINEのトークでした。
私は、これまで、LINEを使ったことがありませんでした。CMを見て、スカイプと似たような無料通話サービスなんだろう、と思っていました。しかし、実際に使ってみると、LINEの強みは、無料通話にではなく、メッセージのやりとりにあると感じました。LINEで、メッセージのやりとりをするのは、トークというサービスですが、特定の人とやりとりするための専用アプリとして使うなら、LINEのトークは、ひとつの理想型ではないかと思います。
2.私がLINEに対して持っていた不安や煩わしさ
もちろん、以前から、LINEの存在は知っていました。しかし、積極的に利用してみたいとは思っていませんでした。むしろ、できれば利用せずに済ませたい、と思っていました。LINEに対して、漠然とした不安や煩わしさを持っていたからです。
(1) 個人情報を預けることに対する不安
ひとつの不安は、個人情報を預けることに対する不安でした。
LINEは、電話番号とアカウント紐付けた上で、個人の端末に保存してあるアドレス帳データを使い、LINEのデータベース上で照合することで、自動的に知り合いをとして探してくれる、という機能を持っています。このことを聞いて、LINEのデータベースにアドレス帳データをアップロードすることに対する不安と、LINEのデータベース上で照合されることの気持ち悪さを感じました。
(2) たくさんの人と友だちとしてつながってしまうことの懸念
次に、たくさんの人と「友だち」とつながってしまうことに対する懸念でした。
LINEは、アドレス帳に電話番号を登録していさえすれば、簡単に、友だちに登録し、友だちに登録されることができます。そして、いったん友だちとしてつながると、気軽にメッセージを送ることができます。
以前にアドレス交換をした人全員が友だちに登録されてしまうと、意外な人からいきなりメッセージが届いたりするのではないかと思い、何となく、煩わしさを感じました。
3.不安や煩わしさを払拭するための設定
(0) 不安を払拭するための根本的な対策
調べてみると、私がLINEに対して持っていた不安や懸念は、設定によって、回避することが可能でした。アドレス帳をLINEのサーバーにアップロードしなくても、LINEのアカウントを作ることはできました。また、自分の意思に反して友だち登録されないように設定することも可能でした。
つまり、LINEは、LINEを使ってやりとりをしたい人だけを友だちに登録し、それ以外の人を友だちに登録しない、という使い方が可能でした。
LINEを、特定の人とやりとりをするための専用アプリとして使うならば、LINEに対して持っていた不安や煩わしさを、かなりの程度、根本的に払拭することが可能です。
(1) アカウントを作るときには、アドレス帳を利用しない
まず大切なのは、アカウントを作るときに、アドレス帳を利用しないことです。
LINEを使い始めるために、LINEアプリをスマートフォンにインストールして、LINEのアカウントを作るとき、アプリから、アドレス帳をアップロードして友だちを探すかを尋ねられます。ここで、アドレス帳をアップロードすることを選ぶと、自分のスマートフォンのアドレス帳に登録されている人のうち、LINEにおいて友だち登録可能な人が、友だち候補として表示されます。
しかし、アドレス帳を利用して友だち候補を探すには、アドレス帳データをLINEのサーバーにアップロードして、LINEのデータベースと照合することになります。アドレス帳という個人情報をLINEのサーバーにアップロードすることに不安を感じる場合は、このステップをすっ飛ばす方がよいです。
(2) IDの設定とIDによる検索設定
次に大切なのは、IDを設定して、IDによって特定の人とだけ友だちになることです。
特定個人とのやりとりのためだけにLINEを使うのであれば、自分がLINEによってメッセージをやりとりしたい特定少数だけを友だち登録し、その特定少数だけに友だち登録されるのがベストです。
この形で友だち登録をするためのひとつの手段は、IDの利用です。まず、IDを設定します(変更できないので、慎重に)。次に、IDによる検索を許可します。そして、IDによって検索してもらいます。最後に、IDによる検索を不許可にします。
これによって、LINEを使ってやりとりをする人だけを友だちに登録し、LINEを使ってやりとりをする人だけに友だちとして登録されます。
(3) プライバシーを制限的に管理する
最後に大切なのは、プライバシーを制限的に管理することです。大切なのは、次のふたつです。
a.「友だち自動追加」をオフ
「友だち自動追加」は、自分のアドレス帳に電話番号が登録されている人が、その電話番号でLINEに登録していて、かつ、次に説明する「友だちへの追加を許可」をオンにしていた場合に、自動的に、自分のLINEに友だちとして登録される、という機能です。
気軽に多くの人と友だちとしてつながりたい場合は、便利な機能です。しかし、友だちとしてつながる人を絞りたい場合は、おせっかいで邪魔な機能です。
そこで、この機能をオフにします。
AndroidのLINEの場合、「その他」から「設定」を選び「友だち管理」に進むと、「アドレス帳」という項目があります。ここに入ると、「友だち自動追加」をオン・オフできるところがありますので、ここでオフにしておきます。
(なお、その下に、「最終追加」という欄があります。ここに何も記載がなければ、一度もアドレス帳による友だち追加をしたことがない、ということです。そうなっていれば、大丈夫です。)
b.「友だちへの追加を許可」をオフ
「友だちへの追加を許可」は、自分の電話番号をアドレス帳に登録しているLINEユーザーが、自分を友だちとして登録することを許可する機能です。これをオンにしていると、たとえば、Aさんが、Aさんのスマートフォンのアドレス帳に、私の電話番号を登録している場合に、AさんのLINEに、Aさんだけの判断で、私を友だちとして追加することができます。つまり、これをオンにしている場合、自分の電話番号を知っている人なら誰でも、自分を友だちとして登録することができることになります。
特定の人とのやりとりのためだけにLINEを使うのであれば、自分のコントロールが及ばない状態で、自分を友だちとして登録する人が増えるのは、好ましくありません。そのため、この設定はオフにします。
AndroidのLINEの場合、「その他」から「設定」を選び「友だち管理」に進むと、「アドレス帳」という項目があります。ここに入ると、「友だちへの追加を許可」をオン・オフできるところがありますので、ここでオフにしておきます。
4.おわりに
アドレス帳を利用して、一気にたくさんの人とつながることができる点は、ある意味、LINEの強みです。また、アドレス帳を利用して友だち候補を表示すること、知り合いから見つけてもらい、友だちとしてつなげてもらうことも、LINEの醍醐味のひとつなのかもしれません。
しかし、このLINEの特徴は、望まない人と友だちとしてつながってしまう煩わしさや、自分が意識しないうちに自分のアドレス帳がLINEのサーバーにアップロードされているという不安感にもつながります。私のように、これらに煩わしさや不安感を感じる人も、一定程度、存在するのではないかと思います。
そのように感じる人がLINEを使うならば、特定の人とやりとりをするための専用アプリとしてLINEを設定するのがよいと思います。そうすれば、不安や煩わしさをかなりの程度減らしながら、LINEの便利さを享受することができます。
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