私自身はXperia SXに大満足だけれど、この3つの条件を満たさない人には、Xperia SXをすすめない
目次
はじめに 万人向けではないXperia SX
Xperia SXを使い始めて、10日になります。大満足です。Xperia SXを選んでよかったなと、素直に思います。
他方で、Xperia SXは万人に向く端末ではない、とも感じます。Xperia SXは、かなり尖った端末です。向く人と向かない人がいます。スペックを見たときから何となくそう思っていましたが、10日間使って、この思いはいっそう強まりました。
とりわけ、以下の3点については、この条件を満たさない人がXperia SXを使うと、おそらく、けっこう大きな不満を感じるのではないかと思います。
- スマートフォンでPC用のウェブページを閲覧する機会が少ない
- 予備バッテリーや職場での充電環境など、ある程度のバッテリー対策をとることができる
- 細かいタッチパネル操作が苦にならない
条件1.スマートフォンでPC用のウェブページを閲覧する機会が少ない
Xperia SXのディスプレイは、3.7インチです。大画面化が進む近年のスマートフォンの中では、かなりコンパクトな部類に入ります。
このコンパクトなディスプレイで、PC用のウェブページを閲覧するのは、それほど快適ではありません。ダブルタップで拡大するにしても、目的の場所がよい感じに拡大される割合はせいぜい5分5分です。両手を使って、ピンチで拡大を調整することになります。
スマートフォンでPC用のウェブページを閲覧することに重きを置くなら、もっと大型のディスプレイを備えたスマートフォンを選んだ方がよいと思います。
条件2.予備バッテリーや職場での充電環境など、ある程度のバッテリー対策をとることができる
Xperia SXのバッテリー容量は、1500mAhです。
Xperia SXは、Xiに対応しており、追加料金なしでテザリングを使用することができます。しかし、Xiは、普通に使っていても、電波を探すなどによってバッテリーを多く消費しますし、ましてやテザリングを使用すると、バッテリーはぐんぐん減っていきます。
少々気をつけて使えば、Xperia SXのバッテリーは、十分、朝から晩まで持ちます。しかし、Xiの力を十分に発揮させるためには、バッテリー消費にそれほど気を遣いたくありません。
そこで、Xperia SXを不自由なく使うためには、予備バッテリーを持ち歩いたり、職場に充電環境を整えたりするなど、ある程度のバッテリー対策をとる必要があります。
このようなバッテリー対策をとることができず、朝から夜までの充電は不可能な条件の下、Xperia SXを使うとすると、かなり神経質な使い方にならざるを得ません。おそらく、Xperia SXのバッテリーに対して、大きな不満を感じると思います。
そこで、予備バッテリーの持ち歩きや職場での充電環境整備など、ある程度のバッテリー対策をとることができることが、Xperia SXを使うための条件のひとつです。(もちろん、日中外出しっぱなしではない、というのでもよいと思います。)
条件3.細かいタッチパネル操作が苦にならない
スマートフォンのディスプレイは、出力装置であるとともに、入力装置です。ディスプレイが小さいということは、出力装置が小さいのと同時に、入力装置も小さいということです。
Xperia SXは、タッチパネルが小さいために、細かいタッチパネル操作を必要とする傾向にあります。
典型的なのは、文字入力です。タッチパネルが小さいため、ひとつひとつのキーが小さくなります。その分、誤入力のリスクが高まります。また、カーソル移動も、入力エリアの特定部分をタップしてのカーソル移動は、若干やりづらいです。
また、ブラウジングにおけるリンク先への移動も、リンク文字列の大きさが小さいですので、隣や上下のリンクを誤タップしてしまうリスクが高まります。
細かいタッチパネルの操作が苦にならなければ、すぐに慣れます。しかし、細かいタッチパネル操作が苦になると、Xperia SXの操作全体をまどろっこしく思うのではないかと感じます。
細かいタッチパネル操作が苦にならないことも、Xperia SXを快適に使うための条件です。
おわりに
Xperia SXは、よい端末ですが、おそらく、万人向けではありません。
万人向けではないですが、向く人にとっては、理想に近い端末です。ここに記載した3条件を満たす人なら、Xperia SXを、検討する価値があるのではないかと思います。
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