養殖と放流。MemoFlowyで釣ったアイデアを漁獲する方法。
公開日:
:
WorkFlowy
MemoFlowy Ver.1.8のTwitter機能に関連して。
目次
1.MemoFlowyのTwitter機能は、面白い可能性を持っている
MemoFlowy Ver.1.8は、Twitter機能を備えました。MemoFlowyのメモ入力画面で書いたメモを、WorkFlowyとTwitterに同時送信できます。
ライフログツールとしての進化と新しい可能性/位置情報とTwitter機能を備えたMemoFlowy Ver.1.8
この機能は、それほど実用的な機能ではないかもしれません。WorkFlowyは非公開の自分用メモであるのに対して、Twitterは公開のつぶやきですので、両方に同時送信すべきテキストがどんなものなのか、あまり思いつかないからです。
しかし、面白い機能です。WorkFlowyとTwitterという異なる特徴を持つ2つのツールをつなげることで、何か新しいものが生まれるかもしれません。
そんな新しい可能性の中で、私が思いつくのは、アイデアとの関係です。
2.WorkFlowyとTwitterは、アイデアに対して、どのように機能するか?
私にとって、WorkFlowyとTwitterは、どちらも、アイデアを育てるためのツールでもあります。
参考
マンダラ「個人のための知的生産システムを構成するウェブサービス」を創る(Kindle・Evernote・WordPress・Feedly&Pocket・WorkFlowy・Twitterの関係)
マンダラ「個人のための知的生産システムを構成するウェブサービス」を読む
でも、WorkFlowyとTwitterがアイデアを育てる方法は、全然ちがいます。ひとことでいえば、WorkFlowyはアイデアを養殖し、Twitterはアイデアを放流します。
(1) WorkFlowyは、アイデアを養殖する
WorkFlowyでアイデアを育てるとき、私がするのは、WorkFlowyに放り込んだアイデアに手を入れることです。書き加えたり、並べ替えたり、まとめたり、分解したり、他のアイデアとくっつけたりして、文章などの成果物へと育て上げることを通じて、アイデアを育てます。
これらのプロセスは、基本的にはすべて、私のWorkFlowyアカウントという囲いの中で進みます。アイデアというお魚を釣り上げた後、自分が用意した囲いの中で育てるという意味で、養殖っぽい育て方です。
(2) Twitterは、アイデアを放流する
Twitterは違います。Twitterは公開です。この開かれ方は、原理的にはウェブ全体に対してなのですが、実際の働き方としては、自分のタイムラインに対して、だろうと思います。
思いついたアイデアをTwitterにつぶやくと、リプライ、リツイート、ファボ、引用などの反応をいただくことがあります。反応の大きさや方向によって、自分の思考が刺激され、新しいアイデアが浮かびます。
これらのプロセスは、かなりの程度、タイムライン任せです。釣った魚をタイムラインに放流し、大きく育つのを期待しているだけです。予想を超えて大きく育ってくれることもあれば、どこかに去ってしまって戻ってこないこともあります。わりといい加減な放流です。
3.釣ったアイデアを漁獲する選択肢が広がった
思いついたアイデアのほとんどは、そのままでは、何の価値にもつながりません。釣ったアイデアというお魚を真に漁獲するには、何らかの形で、アイデアを育てる必要があります。
WorkFlowyによる養殖と、Twitterによる放流。
両者は、それぞれが別々の性格を持つ、アイデア育成方法です。択一関係やゼロサム関係にたつわけではありませんので、どちらの方法がより優れているかを決める必要もありません。両者併用し、両方の方法をうまく併用して釣ったお魚を育てることが、よい漁獲につながります。
MemoFlowyのTwitter機能は、釣ったアイデアの漁獲を大きくするための選択肢を増やしてくれました。
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