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「失敗のマンダラ」で失敗の構造をみる。

公開日: : Mandal-art

1.はじめに

(1) 仕事の失敗を学ぶ機会と捉える

日々の仕事の中では、うまくいかないこともあります。そのうちのどこまでを「失敗」と呼ぶかは人によっていろいろだと思うのですが、「こうすればもっとよかったかもな」程度まで全部含めて「失敗」と呼ぶなら、私の毎日は、失敗の連続です。

最近、私が仕事をするときに大切にしているのは、日々の仕事の中で経験するいろんなことを、「研究」や「勉強」と捉えて、蓄積することです。

日々の仕事の中で育てる『私の教科書』

概して、失敗からは、成功からは学べないことを、学べます。失敗それ自体は、過ぎてしまえば、どうにもできません。でも、失敗から何を学ぶかは、今の自分の捉え方ややり方ひとつで、なんとでもできます。

そのため、私は、失敗をしたときは、できるだけたくさんのことを、その失敗から学ばなくてはもったいない、と考えています。これは、仕事の失敗を学ぶ機会と捉える、という戦略です。

(2) 失敗から受けたダメージから回復する2つの方法

でも、失敗を学ぶ機会と捉える、という戦略は、いつもうまくいくわけではありません。なぜかといえば、いつも元気なときばかりではないからです。

私は思うのですが、失敗を学ぶ機会と捉える、というのは、かなり前向きでポジティブな構えです。この構えをとるには、自分自身が、それなりに元気でなければいけません。ですが、いつも元気でいられるわけではなく、元気の出ないときもあります。ましてや、失敗をすれば、ダメージを受けます。失敗から受けるダメージが大きいと、失敗を学ぶ機会と捉える、という構えをとるために必要なだけの元気さを維持することは、なかなかたいへんなことです。

1年くらい前に、「社会人になって学んだ3つのこと」という文章を書きました。この中で私は、概要、「失敗を学ぶ機会と捉える、という戦略はすばらしいけれど、無理しないほうがいい。」という趣旨のことを書きました。

失敗したときに一番大切なことは、失敗のダメージから回復することで、失敗から学ぶことはその次です。この優先順位をまちがえると、失敗のダメージから回復できずに潰れてしまって、持続可能な毎日を送り続けることができなくなってしまいます。それでは本末転倒です。

そのため、失敗を学ぶ機会と捉える、という戦略よりも、もっと大切なことが、失敗から受けたダメージを回復する方法です。

では、失敗のダメージから回復する方法には、どんなものがあるでしょうか。

大きく分けると、2つあります。

ひとつは、その仕事の失敗から離れることです。好きな本を読んで音楽を聴く、好きなだけブログの原稿を書く、家族と一緒にどこかに遊びに行く、美味しいランチをいただく、などなど、その失敗から距離をおいて、自分の好きなことをして、リフレッシュします。

もうひとつは、真逆の方法です。あえてじっくりと時間をかけて、仕事の失敗をふり返ります。

紙のノートに三色ボールペンで字や図や絵を書いたり、ノートパソコンを開いて文章を紡いだりすることで、失敗と向き合うことに、ゆっくりと時間を費やします。

失敗の事実関係を把握して、失敗につながった要因を掘り下げることで、落ち着いて失敗をふり返るのが、失敗のダメージから回復するための、もうひとつの方法です。

(3) ゆっくり時間を費やして仕事の失敗をふり返る方法と、マンダラ

ここで私が考えたいテーマは、ふたつめの方法です。「あえてじっくりと時間をかけて、仕事の失敗をふり返る」という方法をうまくすすめるには、どんなツールが役に立つだろうか、ということを考えます。

候補として思い浮かんだツールは、マンダラです。じっくりと時間をかけて仕事の失敗をふり返るためには、マンダラがぴったりくるんじゃないかと感じています。

さて、先日も、失敗がありました。まあ、私の毎日は失敗の連続なので、それほど珍しいことではありません。

今回の失敗からは、「あのときああしていればよかったのかな」「この失敗の対応で、今後、こんなことをしなくちゃな」などとクヨクヨ考えるほどには、ダメージを受けました。

そこで、やってみました。「失敗のマンダラ」を創り、失敗をふり返りました。

その結論として実感するのは、「「失敗のマンダラ」で失敗をふり返るのは、よい」ということです。

まず、失敗から受けたダメージの回復に、効果がありました。失敗そのものは何も変わっていないものの、いまの私は、わりと元気です。

つぎに、失敗から学ぶことができました。「失敗を学ぶ機会と捉えよう」という積極的な構えをとったわけではありません。でも、「失敗のマンダラ」を創って失敗をふり返ったら、結果として、自然に、今回の失敗から学ぶことができました。

そこで、以下、私が、今回の失敗をふり返るために、どんな手順で「失敗のマンダラ」を創り、その過程でどんなことを発見したのかを、いくぶん抽象的にぼやかしながら、書きます。

2.「失敗のマンダラ」を創る

(1) マンダラを創り、中心セルに失敗の概要を書く

「失敗のマンダラ」は、失敗をふり返るためのものです。そこで、四方八方の周辺セルから失敗をふり返るために、中心セルに、ふり返る対象の失敗を置きます。

失敗のマンダラ。中心セルに、ふり返る対象の失敗を書く。

(2) 5Wマンダラで、失敗の事実関係を把握する

どのようにマンダラを展開していこうかなと、少し考えましたが、5Wマンダラにしました。

失敗をふり返るために、まずやるべきことは、事実関係の把握です。どんな失敗だったのかを、いろんな観点からふり返る必要があります。

【覚え書き】問題に向き合うときのスタンスを変える: ART FOR LIVING

マンダラートの奥義でもあり基本でもある5Wマンダラは、事実関係を把握するためにぴったりです。5Wマンダラを創れば、自然と、四方八方から事実関係を把握できます。

5Wマンダラは、上下左右の周辺セルに、

  • なぜ?
  • どこで?
  • 何を?
  • いつ?

という4つの疑問詞を配置したマンダラです。

「失敗のマンダラ」を5Wマンダラで展開すると、こうなります。

失敗のマンダラの5Wマンダラ

このマンダラの上下左右のセルに、疑問詞に対する答えを埋めれば、(そして、残りの四隅のセルに関連して思いついたことを書けば、)今回の失敗に関する事実関係を、四方八方から多面的に認識することができます。

(3) 次に何をするか?

5Wマンダラを創ったら、それだけで、かなりの程度、失敗をふり返ることができました。でも、もう少し進めたいと思いました。

さて、何をしましょうか。

ちょっと話は変わりますが、私は、『[超メモ学入門]マンダラートの技法』という本から、マンダラートを学んでいます。この本の中に、「育てる」という言葉をマンダラで理解することが解説されています。ここに書かれていた、「育てる」という言葉に対する理解に、私は、大きな衝撃を受けました。

ポイントは、「育てる」ためにやるべきことは[条件づくり]と[手順組み]なんだ、ということです。

  • 「育てる」とは、ようするに、[条件づくり]。対象が自分で「育つ」ための条件や環境を整えること。それしかできない。
  • すべての条件を一度に整えることはできない。だから、何から創っていくか、という[手順組み]が必要になる。

考えてミレば、これらは、その植物が、大きくなるための〈環境〉を整備してやっているんだ、と気づきます。育つための〈条件〉を整えてやっているのです。それ以外のことは、やっていない! と気づくのです。

私たちが、やること、やっていることは、[条件づくり]なのだということです。

さて、育てるとは[条件づくり]だ、とミエてくれば、具体的な行動は、それではどんな条件が必要かを考え、その条件をつくるための作業を、一つひとつ、やっていけばいいということが分かってくる。その条件を見つめ、発見し、その条件がどうすれば作れるかを考え、実行すればいい、と分かる。

それがはっきりしてきたら、何から創っていくか、という手順組みです。ボクらは、いっぺんに、すべての条件を整えることなどできやしない。変化とは、目的、目標に近づいていくプロセスの上に起きるものなのです。

さらに、『[超メモ学入門]マンダラートの技法』は、[条件づくり]と[手順組み]という発想を、より一般的な、「何かを達成するためのステップ」へと広げます。次の3ステップです。

  • 最初に、その何かが成立するための条件を明確にする
  • 次に、その条件を創っていくステップを明確にする。
  • 最後に、一つずつ行動して、条件の整った環境を創り出す。

何かを達成しようと思ったら、そのものが成立するための、条件を明確にし、その条件を創っていくステップを明確にし、あとは一つずつ行動し、条件の整った環境を創り出していくこと。そのためには、何を考え、何を観ていけばいいのか、たえず、環境を眺め、変化を眺める ことによって、あるいは広く情報をキャッチすることによって啓発され、新しい行動を身に付けるための訓練をし、その行動が、自然にできるようになればいい!

「条件を明確にし、条件を創っていくステップを明確にして、あとは一つずつ行動し、条件の整った環境を創り出す」という発想は、失敗をふり返るためにも、応用できそうな気がします。

つまり、「失敗をくり返さないための条件を明確にし、その条件を創っていくステップを明確にして、あとは一つずつ行動し、条件の整った環境を創り出す」ということです。

「失敗のマンダラ」でこれをやるためには、失敗の要因を掘り下げるのがよいように思います。要因を掘り下げれば、失敗をくり返さないための条件を明確にできるはずですから。

そこで、「失敗のマンダラ」の次のステップは、「なぜ?」のセルを周辺マンダラ展開して、失敗の要因を掘り下げることです。

(4) 失敗の要因を掘り下げるため、四隅マトリクス法で「失敗のマンダラ」を創る

「なぜ?」のセルを周辺マンダラ展開するには、新しいマンダラを用意して、真ん中に、「なぜ?」と書きます。

そして、このマンダラの周辺セルに、思いついた要因を順番に書きます。たとえば、こんな感じです。

「なぜ?」を周辺マンダラ展開

  • 甘く見ていた。油断。
  • Aさんの考え方・認識。
  • 自分の組織のチェック体制の問題。
  • 社会の制度の問題。

次に、これら4つをマンダラの適切な位置に配置します。

動かしていると、なんとなく、マトリクス構造が見えてきました。こんなマトリクスです。

四隅マトリクス法で「なぜ?」を掘り下げる。

このマトリクスを構成する2つの基準は、

  • 個人の問題か、組織や社会の問題か
  • 自分にどうにかできたこと(影響の輪の範囲内)か、自分にはどうにもできなかったこと(影響の輪の範囲外)か

です。

マンダラにマトリクス構造が見えてきたので、四隅マトリクス法をやってみます。

マンダラートの技法「四隅マトリクス法」の具体例と説明

軸はできてますし、四隅は埋まっていますので、次にするのは、上下左右の中間セルを埋める言葉を探すことです。

まず、横方向の真ん中を考えてみます。左が「影響の輪の範囲内」、右が「影響の輪の範囲外」で、この真ん中は何か。

ここで考えているのは、失敗の要因なので、影響の輪の範囲内とは、自分がどうにかすれば失敗にならなかった、という失敗の要因で、影響の輪の範囲外とは、それ自体は自分にはどうにもできなかった、という失敗の要因です。

しかし、影響の輪の範囲外であっても、そこに別の何かを追加することで、影響の輪の範囲外の失敗の要因を失敗につなげない、ということも可能だったはずです。

たとえば、「Aさんの考え方・認識」自体は、影響の輪の範囲外なので、どうにもできません。しかし、仮に私が、その「Aさんの考え方・認識」を理解して、それを前提に何かをしていれば、「Aさんの考え方・認識」は失敗につながらないかもしれません。

つまり、影響の輪の範囲外の事柄が失敗の要因になったのは、私が、影響の輪の範囲外の要因と失敗を遮断することに失敗したから、とも言えます。

参考:うまくいったときは、おかげさま。失敗したときは、自分が責任者。

そのため、「影響の輪の範囲内」と「影響の輪の範囲外」との間に来るのは、「影響の輪の範囲外の要因と失敗との遮断に失敗」です。

次に、縦方向の真ん中を考えてみます。上が「個人」、下が「組織・社会」で、この間は何か。

「家庭」とか「サードプレイス」なども思い浮かびましたが、失敗の要因としては、「個人的なマネジメントシステム」がいいかなと思います。「個人」は個人の性質や能力や具体的な行動で、「個人的なマネジメントシステム」は個人のスケジュール管理システムやタスクマネジメントシステムなど、という区別です。

たとえば、左列の真ん中は、上が「私個人が甘く見ていたこと、油断」、下が「自分の組織のチェック体制の問題」で、この間に来るのが、「私自身の個人的なマネジメントシステムが機能しなかったこと」です。

以上から、こんなマンダラになりました。

四隅マトリクス法(2) 中心を埋める。

次に、残り2つの桝目を埋めてしまいます。

右列真ん中は、「影響の輪の範囲外」×「個人のマネジメントシステム」。ピンときませんでしたが、たとえば、Aさんの個人的なタスクマネジメントシステムが、失敗の要因のひとつなのかもしれません。

真ん中の一番下は、「影響の輪の範囲外と失敗の遮断に失敗」×「組織・社会」。今回は、社会の制度の仕組みを私が十分に理解していなかったために、失敗につながってしまいました。もっと十分で正確な理解をしていれば、対策をとれたんじゃないかと思います。そこで、「私が社会の制度を理解していなかったこと」にしておきました。

これで「失敗のマンダラ」が完成しました。

四隅マトリクス法の完成。

(5) 「失敗のマンダラ」を読んで、[条件づくり]と[手順組み]

マンダラは、創ったら読むものです。マンダラを読むために大切なことは、「眺め、眺めて、感じとる」です。「失敗のマンダラ」を読むことで、[条件づくり]と[手順組み]を進めます。

a.[条件づくり]失敗の要因を消すことと、失敗の要因と失敗とを遮断すること

ここまでで見えてきたのは、失敗をくり返さないための条件には、次の2つがある、ということです。

  • 「影響の輪の範囲内」にある失敗の要因を消す。
  • 「影響の輪の範囲外」にある失敗の要因が、失敗につながらないように、遮断する。遮断する別の要因を追加する。

「失敗のマンダラ」では、左が「失敗の要因を消す」で、真ん中が「遮断する要因を追加する」です。

マンダラの左列に対応する[条件づくり]は、「失敗の要因を消す」ことです。

左列は、「影響の輪の範囲内」

マンダラの真ん中列に対応する[条件づくり]は、「遮断する要因を追加する」ことです。

真ん中列は、遮断する要因の追加。

マンダラの上・真ん中・下である次の3つについて、「失敗の要因を消す」ための行動と「失敗との間を遮断する要因を追加する」ための行動を考えたらよい、ということです。

  • 個人
  • 個人的なマネジメントシステム
  • 組織・社会

右列は「影響の輪の範囲外」なので、なんともなりません。

そこで、右列をマンダラから外に出して、こんなマンダラを創ってみました。

「影響の輪の範囲外」をマンダラの外に出す。

b.[手順組み]失敗の要因を消すための手順、要因と失敗とを遮断する要因を追加するための手順

[手順組み]でやるべきことは、次の6つです。

  • 「影響の輪の範囲内」にある失敗の要因を消す。
    • 「個人」の失敗の要因を消す
    • 「個人的なマネジメントシステム」の失敗の要因を消す
    • 「組織・社会」の失敗の要因を消す
  • 「影響の輪の範囲外」にある失敗の要因が、失敗につながらないように、遮断する。遮断する別の要因を追加する。
    • 「個人」の要因と失敗を遮断できるように、要因を追加する
    • 「個人的なマネジメントシステム」の要因と失敗を遮断できるように、要因を追加する
    • 「組織・社会」の要因と失敗を遮断できるように、要因を追加する

[手順組み]は、それぞれについての具体的な行動を考えること、どんな順序で取り組むかを考えることです。

順序を考えるためにも、「マンダラを読む」ことが役に立ちます。

[手順組み]のマンダラ。

縦方向では、上が個人で下が組織・社会なので、手を付けるのは上の方が簡単です。横方向では、左が「影響の輪の範囲内」で右が「影響の輪の範囲外を遮断」なので、より直接的なのは左です。

なので、大きな方向としては、上から下、左から右で、左上から右下が自然です。

[手順組み]の大筋の順序。

このように、取り組む順序も見えてきました。

3.「失敗のマンダラ」で、失敗の構造をみる

(1) なぜ、「失敗のマンダラ」が、うまく機能するのか?

ここまで書いてきたのが、私が「失敗のマンダラ」を創ることで失敗をふり返ったプロセスです。

はじめに書いたとおり、この作業をすることによって、私は、失敗のダメージから回復することができましたし、同時に、失敗から学ぶこともできました。

では、今回、「失敗のマンダラ」がうまく機能したのは、たまたまなのでしょうか。私は、そうではない、と思います。「失敗のマンダラ」は、失敗をふり返るための、かなり優れたツールです。なぜ、「失敗のマンダラ」は、うまく機能するのでしょうか。

私の考えは、「失敗のマンダラ」が失敗の構造をみることを助けてくれるから、です。

前提として、失敗には、構造があります。ひとつの失敗の背後には、たくさんの要因があります。どんな要因が、どのように絡み合って、失敗につながったのかが、失敗の構造です。失敗の構造をみることは、失敗のダメージから回復するためにも、失敗から学ぶためにも、大切です。

そして、「失敗のマンダラ」は、この失敗の構造をみるための、もっともふさわしいツールのひとつです。白紙のノートに自由に書くよりも、3×3という固定されたマンダラの形に載せる方が、失敗の構造がよく見えます。WorkFlowyの階層構造に載せるよりも、中心と周辺の構造を持つマンダラの構造の方が、失敗の構造を正確に捉えることができます。

「失敗のマンダラ」は、失敗の構造をみることを強力に助けてくれるツールなので、失敗をふり返るために、とてもうまく機能します。

(2) 「失敗のマンダラ」を創り、失敗の構造をみる

この文章で、私は、「失敗のマンダラ」を創り、失敗の構造をみることで、失敗をふり返る、という方法を書きました。

失敗を学ぶ機会と捉える、という戦略は、すごく前向きで理想的な戦略ではありますが、その前提として大切なことは、失敗のダメージから回復することです。

失敗のダメージから回復するためには、失敗から遠く離れるのもひとつですが、あえて時間をかけて失敗をじっくりとふり返る、という方法も効果的です。

そして、「失敗のマンダラ」は、失敗をじっくりとふり返るための、ひとつの理想的なツールです。

これからも、何か失敗をしちゃったときは、無理はせず、スターバックでおいしいコーヒーとシナモンロールでもいただきながら「失敗のマンダラ」を創り、失敗の構造をみることにしよう、と私は考えています。

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