三色ボールペン方式で読書会を運営する方法を構想する
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1.はじめに
『三色ボールペンで読む日本語』が提唱する三色ボールペン方式は、読書からの収穫を高めるための、シンプルだけれどうまく機能する技術です。私は、自分の個人的な読書のために、10年以上にわたって、三色ボールペン方式のお世話になっています。
WorkFlowyで作るKindle本の「読書ノート」の実例:『三色ボールペンで読む日本語』
『三色ボールペンで読む日本語』には、三色ボールペン方式を読書会のために活用するコツが紹介されています。
三色ボールペン方式を取り入れると、なぜ、読書会の場は、創造的になるのか?
昨日は、『三色ボールペンで読む日本語』の内容をまとめましたので、今日は、私なりに、「三色ボールペン方式で読書会を運営する方法」を構想してみます。
2.【読書会前】課題図書を選定し、三色ボールペン方式で読む
読書会に必要不可欠なものは2つあります。ひとつが課題図書で、もうひとつは課題図書を多少なりとも読んでいる参加者です。
三色ボールペン方式は、課題図書を選定することにも、参加者が課題図書を読むことにも、役に立ちます。
(1) 課題図書の選定に三色ボールペン方式を活かす
すごく感覚的な話ですが、読書会が創造的な場になるかどうかの半分くらいは、課題図書だよりのような気がします。力のある本を課題図書に選べば、自然と創造的なやりとりが生まれます。課題図書の選定さえうまくいけば、読書会の成功は半分くらい約束されたようなもんです。
逆にいえば、課題図書を選定する責任は重大です。では、どのような本を課題図書に選定すればよいでしょうか。
三色ボールペン方式は、課題図書を選定するためにも役立ちます。創造的な読書会を実現してくれる課題図書を、三色の色分けによって、ある程度見分けることができるからです。
「三色ボールペン方式を取り入れると、なぜ、読書会の場は、創造的になるのか?」で整理したように、創造的な読書会のポイントは、次の3つでした。
- 主観的におもしろく感じた箇所を順に発表することで、場をあたためる
- 課題図書の重要な箇所に、その場で一緒に線を引くことで、参加者全員が課題図書を自分の本にする
- 自由な話し合いをする前に、その本の必要最低限抑えておくべき客観的な主旨を共有して、話し合いの土俵を作る
ということは、この3つをうまく進めやすい本が、よい課題図書です。
ところで、この3つは、三色ボールペン方式と、次のように対応します。
- 主観的におもしろく感じた箇所を順に発表することで、場をあたためる
- →主観的におもしろい箇所は、緑
- 課題図書の重要な箇所に、その場で一緒に線を引くことで、参加者全員が課題図書を自分の本にする
- →客観的に重要な箇所は、青と赤
- 自由な話し合いをする前に、その本の必要最低限抑えておくべき客観的な主旨を共有して、話し合いの土俵を作る
- →必要最低限抑えておくべき客観的な主旨は、赤
以上から、次のように青・赤・緑を引くことができる本が、読書会の課題図書にピッタリの本になります。
- 主観的におもしろく感じた箇所を順に発表することで、場をあたためる
- →主観的におもしろい箇所は、緑
- 人それぞれ、いろんな箇所に緑の線を引けそうな本を課題図書に選定すると、読書会は創造的な場になりやすい。
- 課題図書の重要な箇所に、その場で一緒に線を引くことで、参加者全員が課題図書を自分の本にする
- →客観的に重要な箇所は、青と赤
- 重要な箇所に青と赤を引きやすい本を課題図書に選定すると、読書会は創造的な場になりやすい。
- 自由な話し合いをする前に、その本の必要最低限抑えておくべき客観的な主旨を共有して、話し合いの土俵を作る
- →必要最低限抑えておくべき客観的な主旨は、赤
- 「ここがこの本の必要最低限抑えておくべき客観的な主旨だ」と判断して赤を引く箇所が、複数の人で一致しやすい本を課題図書に選定すると、読書会は創造的な場になりやすい。
三色ボールペン方式を使って自分で読んでみれば、三色の分布によって、その本がこの3つの条件を満たすか否かが、なんとなくわかります。
このように、三色ボールペン方式は、読書会の課題図書選定にも力を発揮します。
(2) 課題図書を三色ボールペン方式で読む
読書会に必要不可欠なもうひとつのものは、参加者です。ひとりでは読書会はできません。
参加者は、多少なりとも、課題図書を読んでいることが望まれます。同じ課題図書を共有する複数の人の間で、課題図書を共通の土台にして意見を交換することが、読書会のおもしろくて創造的なところです。
三色ボールペン方式で読書会を運営するなら、参加者が読書会前に課題図書を読むときも、三色ボールペン方式で読んでおくと便利です。
三色ボールペン方式で本を読む方法は、とてもシンプルです。
a.三色の使い分け方
三色ボールペン方式とは、赤・青・緑の三色のボールペンで、本に線を引く方式です。(なので、一般的な三色ボールペン(赤・青・黒)では三色ボールペン方式は実践できません。三色ボールペン方式を実践するには、一般的には、四色ボールペン(黒・赤・青・緑)を用意する必要があります。)
三色の使い分け方は、次のとおりです。
- 客観的に重要
- 客観的にとても大切→赤
- 客観的にまあ大切→青
- 主観的に面白い→緑
「客観的に重要」と「主観的に面白い」は、独立の軸です。条件関係でもなければ、排他的な関係でもありません。なので、ある箇所について、「客観的にまあ重要」だから青を引くと同時に、「主観的に面白い」から緑を引く、ということもありえます。
b.三色ボールペン方式の思想
三色ボールペン方式には、次の2つの思想があります。
(a) 客観と主観の区別
客観と主観を区別する。これがひとつめの思想です。
- 客観とは、その本の主旨からして大切なところ。
- 主観とは、その本の主旨とは必ずしも関係なく、自分が個人的に面白いと感じるところ。
この二つを、区別しつつも重ねながら読むことで、読みを深めることができます。
(b) 読書の基本技と道具
三色ボールペン方式提唱者の齋藤孝氏は、基本技が大好きです。齋藤孝氏は、武道やスポーツにおける上達のプロセスを、読書や勉強のような知的生産にあてはめることを好みます。
三色ボールペン方法も、同じです。齋藤孝氏は、三色ボールペン方式を、読書の基本技として提唱しています。
剣道やテニスなどの多くの武道やスポーツにおいて、基本技を身につけるために活用できるのが、竹刀やラケットのような道具です。三色ボールペン方式は、三色ボールペンという道具を、基本技を身につけるための道具として使い倒す技法です。
(3) 課題図書を読んでない参加者でも参加できるのが、三色ボールペン方式読書会のよいところ
読書会には、課題図書と参加者が必要です。そして、参加者の中には、課題図書を読んだ参加者がいなくてはいけません。
でも、参加者の全員が課題図書を読んでいる必要はありません。三色ボールペン方式の読書会なら、課題図書を読んでいない参加者でも、読書会にがっつりと参加することができるからです。
必ずしもすべての参加者が課題図書を読んでいる必要がないこと。これが、三色ボールペン方式で読書会をすることの、かなり大きな強みです。
3.【読書会当日】三色ボールペン方式で読書会を運営する方法の構想
読書会当日は、どんな流れになるでしょうか。いくぶん単純化しながら、ポイントを整理します。
(1) 【読書会の持ち物】
三色ボールペン方式の読書会の持ち物は、最低限、次のふたつです。
- 課題図書
- 三色ボールペン
a.課題図書
課題図書は必須です。
三色ボールペン方式の読書会では、読書会の場で、参加者が、自分の課題図書に三色ボールペンで線を引きます。そのため、参加者が持参する課題図書は、書き込んでもよい自分の持ち物の本である必要があります。
参加者が事前に三色ボールペン方式で課題図書を読んでいるなら、その三色ボールペン方式で書き込んだ本を持参すると、なおよいです。
b.三色ボールペン
三色ボールペンも必須です。
三色ボールペン方式にとって、三色ボールペンは、剣道の竹刀、テニスのラケットのような、基本技と不可分の道具です。
三色ボールペン方式の読書会では、読書会のその場で、三色ボールペンを使って本に線を引きますので、三色ボールペンが必要不可欠です。
なお、三色ボールペン方式の三色とは、赤、青、緑です。この三色を備えたボールペンは、ふつう、黒・赤・青の三色ボールペンではなく、黒・赤・青・緑の四色ボールペンです。なので、実際に用意するのは、四色ボールペンです。
(2) 【読書会のアイスブレイク段階】
三色ボールペン方式の読書会の最初の段階は、アイスブレイクです。
a.アイスブレイクとは
アイスブレイクとは、ワークショップの最初に行うミニゲームのようなワークです。「氷を壊す」という意味で、場の緊張を壊してワークショップ本体にスムーズに参加できる導入の役割を果たします。
ワークショップには、次の効用があります。
- 場の緊張感を壊し、ワーク本体の効果を高める
- 参加者ひとりひとりに、この場所は自分がいてもよい場所だと実感してもらう
- どんな人がその場に参加しているのか、参加者全員がお互いになんとなく理解して、場に対して安心感を持つ
- 多くの参加者に、とにかく一度発言してもらうことによって、二度目の発言のハードルを下げる
b.三色ボールペン方式のアイスブレイク
アイスブレイクには様々な手法がありますが、三色ボールペン方式の読書会では、アイスブレイクも三色ボールペン方式でやるのがシンプルです。
やり方は、「緑を引いた箇所を順番に発表する」だけです。
三色ボールペン方式では、緑は、「主観的に面白い箇所」です。客観的に重要な主旨と関係ない箇所でも、自分が面白いと思ったら、緑を引いてOKです。
そのため、緑には、正解不正解がありません。ですから、どんな箇所を発しても、間違いではありません。気楽に発表できます。
また、緑を引いた箇所には、その人の色がでます。そのため、緑の箇所を発表することには、自己紹介のような機能もあります。
さらに、齋藤孝氏は、「誰かが発表したときに、自分もその箇所に緑を引いていたら、拍手をする」というルールを設けているそうです。客観的に重要な箇所は誰とても一致しますが、主観的に面白いと感じた箇所が一致するのは、何かしら気があう人とだけです。ですから、この拍手によって、「同じ箇所に緑を引いたもの同士」という共感が、読書会の場に生まれます。
このように、「緑を引いた箇所を順番に発表する」という三色ボールペン方式の手法は、優れたアイスブレイクとして機能します。
(3) 【読書会の話し合いの土俵を作る段階】
アイスブレイクによって場があたたまったら、次にやるべきことは、話し合いの土俵を作ることです。
読書会は、課題図書という本を共有して、その上にいろんな意見交換をするところに醍醐味があります。しかし、その課題図書の客観的な主旨の理解が食い違っていると、建設的な話し合いになりません。
また、事前に課題図書を読んでいない参加者がいる場合は、その参加者は課題図書を共有できていませんので、そのままでは、その参加者が話し合いに参加することは難しくなります。
これを防ぐには、読書会の序盤で、課題図書の客観的に重要な箇所を共有して、参加者全員の間で、話し合いの基本的な土俵を作ることが有効です。
a.三色ボールペン方式で土俵を作るやり方
三色ボールペン方式でこれをするためには、課題図書を事前に読んできた参加者が、順番に、自分が赤や青を引いた箇所を発表すればよいです。誰かが発表し、他の人もその箇所を赤や青だと賛同したら、おおむね、その箇所は、課題図書の客観的に重要な主旨部分のはずです。
他の参加者は、こうしてやりとりされた箇所に、その場で赤や青の線をひきます。
こうすれば、事前に課題図書を読んでいない参加者も、課題図書の重要な部分を押さえることができます。
b.土俵作り作業の意義
この土俵の上作り作業の眼目は、課題図書を理解することにあります。参加者が力を合わせて、課題図書をきちんと理解する。これが、土俵作り作業の意義です。
課題図書で展開されている主旨に賛同できない場合もあるかもしれません。「ちょっとちがうんじゃないの?」という意見を持つ参加者もいるかもしれません。
しかし、この段階でやるべきことは、まずは徹底的にその本を理解すること、です。弱いところを見破ったり、論理矛盾を指摘することは、あとです。その著者は、その課題図書で、何を伝えたいと思っているのか。その根拠は何なのか。それを理解することに全力を注ぎます。
c.具体的な手順
具体的な手順としては、おおむね、こんな感じがよいのではないかと思います。
- 章や節などのまとまりごとに、事前に課題図書を読んだ参加者が、順々に、赤と青を発表する。
- 発表者以外の人が赤や青に賛同したら、おおむねOK。
- 発表者以外の人が、赤や青を引くべきじゃないところなんじゃないか、と思ったら、ちょっと保留。飛ばして次に行く。
- おおむねOKの箇所は、他の人も、自分の課題図書に、自分の三色ボールペンで、線をひく。
(4) 【読書会の収穫段階】
主観的に面白く感じた箇所を共有するアイスブレイクで場をあたため、客観的に重要な箇所を共有して土俵を作ったら、あとは、読書会の収穫段階です。フリートークを楽しみます。
a.フリートーク
アイスブレイク段階と土俵づくり段階が終わると、創造的な読書会の条件が整います。そのため、基本的には、あとはフリートークでよいのではないかと思います。
ひとつだけ注意するとよいのは、「空中戦にしないこと」です。
口頭でやりとりしているだけだと、何について話をしているのか、当事者もよくわからなくなることがあります。
これを避けるには、話し合いの土台を、頭の外に作るとよいです。
具体的には、次のような方法が考えられます。
- 課題図書の上に作った土俵を活用する
- 何ページのどの箇所(のどの文、どのキーワード)を巡って話をしているのか、共通理解を大切にする。
- OHPなどでスクリーンに映すのもよい。
- ホワイトボードやプロジェクター
- 簡易なマインドマップをホワイトボードに描く。
- WorkFlowyなどで作った読書メモをプロジェクターに映す。
b.ちょっとした留意点
基本的にはフリートークでよいと思うのですが、あんまりよくない状況になった場合は、こんな感じの対策があり得えます。
(a) 意見の食い違い
参加者間で、意見の食い違いが生じたら、どうたらよいでしょうか。
ここでも、三色ボールペン方式の基本方式である「客観と主観の区別」が大切です。つまり、意見の食い違いが、
- 客観的に重要な箇所を共有しているが、主観的なところから発生しているのか
- 客観的に重要な箇所の共有ができていないために、生じているのか
を区別する、ということです。
客観的に重要な箇所の共有ができていないことによる意見の食い違いの場合は、土俵づくりに戻るのも手かと思います。
(b) 場が混乱したら
場が混乱して、何を話しているのかよくわからなくなった場合は、まず、土台を確かめます。
三色ボールペン方式の読書会は、課題図書に引かれた線を巡って話し合いをします。混乱したら、何ページのどの言葉を巡って話をしているのかを確認します。
課題図書の言葉という土台は共通しているけれど、その言葉の理解や解釈で混乱している場合は、客観と主観を区別した上で、客観面で食い違いがある場合は、いったん土俵づくりに戻るのもひとつです。
4.【読書会後】
(1) 自分の本になった課題図書から、価値を汲み取る姿勢
三色ボールペン方式で読んだ本は、自分の本になります。
読書会で読んだ本も、自分の本になります。
三色ボールペン方式の読書会で読んだ課題図書は、この2つの合わせ技なので、すっかり自分の本になります。
すっかり自分の本になった課題図書からは、今後長い間、価値を汲み取り続けることができます。
つまり、読書会が終わった後の行動次第で、三色ボールペン方式の読書会から得る収穫は、もっと増えます。大切なのは、自分の本になった課題図書から、いろんな価値を汲み取る姿勢です。
(2) 読書会後に、価値を汲み取るための、典型的な3つの行動
読書会後に価値を汲み取るためには、次の3つの行動がいいのではないかと思います。
a.もう一度読む
シンプルなのは、その本をもう一度読む読むことです。
読書会では、皆で読みます。皆で読むのは、いろんな発見があるのですが、自分のペースではありません。
そこで、読書会後に、自分のペースで、ひとり静かに読むと効果的です。
b.書く
課題図書の内容を自分の言葉で書くのも、有効です。
ブログやSNSに文章を書くのはもちろん、マインドマップを描く、マンダラートを創る、WorkFlowyに読書ノートを創る、でもよいかと思います。
c.別のメンバーと読書会
もう一度読書会をするのもよい案です。
同じ課題図書で、もう一度読書会をする、ということです。
同じメンバーとやるよりは、別のメンバーとやるほうが、新しい発見があるかと思います。
もし、幸運にも、創造的な読書会に参加することができたなら、同じ本を課題図書にして、別のメンバーでの読書会を企画してみるとよいんじゃなかろうかと感じます。
5.おわりに
以上、『三色ボールペンで読む日本語』の内容を参考に、私なりに、三色ボールペン方式を取り入れた読書会のあり方を構想してみました。
偉そうにいろいろと書きましたが、私はまだ一度もこれをやったことがありません。しかし、書いていたらとてもワクワクしましたので、いつかぜひやってみたいともくろんでいます。
さしあたりは、三色ボールペン方式での読書会運営方法を、WorkFlowyを使ったウェブ読書会に活かせたらと思います。
【企画】WorkFlowy読書会『Facebook×Twitterで実践するセルフブランディング』
R-style » 拙著のWorkFlowy読書会が開催されるとのこと
明後日4月2日開始、課題図書は『Facebook×Twitterで実践するセルフブランディング』です。
リアルで集まっての読書会とはかなりちがったところもあるかと思いますが、客観と主観の区別や、創造的な場づくりのコツなどは、できる限り取り入れたいところです。
4月1日まで引き続き参加者募集中ですので、よろしければ。
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