自信を持っておすすめする、2013年に収穫したKindle本10冊
目次
- 1.Kindle Paperwhiteのおかげで、たくさん本が読めた1年だった
- 2.おすすめ本10冊(全部Kindleで読めます)
- (1) ウェブは、私の自由を拡張してくれる:『インターネット的』
- (2) おもしろいことができる自分の場所を育てる:『Chikirinの日記の育て方』
- (3) この時代に生きることに、興奮し、感謝する:『ワンクリック』
- (4) 何が私の幸せで、何をしてよろこぶのか、わからなくちゃいけない:『人生の法則』
- (5) 自分なりのイチを足す:『ゼロ』
- (6) 抽象的な思考の価値を再認識:『人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか』
- (7) 目標を真に活用する:『ザ・コーチ』
- (8) 時間に縛られないために、時間を徹底的に考える:『1秒もムダに生きない~時間の上手な使い方~』
- (9) 学問の知見を人生に活用する:『サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な「答え」が出ている』
- (10) ゆっくり育ってね。待つから。:『育てにくい子と感じたときに読む本』
1.Kindle Paperwhiteのおかげで、たくさん本が読めた1年だった
私にとって、2013年は、電子書籍元年でした。
2012年末からKindle(という電子書籍サービス)を利用し始め、2013年1月下旬にKindle PaperwhiteのWi-Fi版を買いました。 Kindle Paperwhiteはあっという間に私の生活に根付き、7月にはKindle Paperwhite 3G版を買い足しました。
Kindle Paperwhite Wi-Fiを持っていたけれど、Kindle Paperwhite 3Gを買い足した理由
2012年当時、私にとっての読書のボトルネックは、収納スペースでした。買った本を収納する場所がなかったために、本を買うことに消極的になってしまい、結果、読書量が落ちました。でも、Kindleなら、収納スペースというボトルネックがキレイに消えます。また、Kindleであることによる新たなボトルネックは、事前に予想していたほどは大きな問題ではありませんでした。必然的に、ボトルネック解消によって、読書量が増えました。
Kindleが、本棚のスペースというボトルネックを、解消した
2013年は、Kindle Paperwhiteのおかげで、たくさんの本を読むことができた1年でした。たくさんの本を読むことができたので、アタリも多かったです。その中から、今の自分に生きていると思える本を10冊、ご紹介します。
2.おすすめ本10冊(全部Kindleで読めます)
(1) ウェブは、私の自由を拡張してくれる:『インターネット的』
糸井重里さんの『インターネット的』は、2013年に読んだ本の中で、いちばんのヒットです。
まず、この本が2001年に出版されていることに驚きます。12年前の本なのに、書いてある内容が全然古びてなくて、今の時代にぴったりです。Amazonのレビューにもありましたが、予言の書です。
内容は、リンク・フラット・シェアという3つのキーワードで表現されるインターネット的なものによってどんな価値が生まれるか、というような感じです。
特に響いたのは、インターネット的なものによって、無数の「クリエイティブの水子」が救われる、というくだりでした。これを読んで、インターネット的なるものによって世界に無数の価値が生まれることにワクワクするとともに、私自身も、インターネット的なるものを使って、この世界に自分なりの価値を生み出していきたいと思いました。
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『インターネット的』を読んで感じたことは、以前読んだ『ウェブ時代を行く』と『ウェブ進化論』で感じた方向性を共通するのではないかと思います。
今年、改めて、『ウェブ時代を行く』と『ウェブ進化論』を読み直したのですが、この2冊もすごくいい本ですね。
『ウェブ時代を行く』
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『ウェブ進化論』
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(2) おもしろいことができる自分の場所を育てる:『Chikirinの日記の育て方』
2冊目は、『Chikirinの日記の育て方』です。
私にとっての2013年は、ブログにハマった1年でしたが、世間的にも2013年はブログが盛り上がった1年だったのではないかと感じます。このひとつの表れが、いわゆるプロブロガーさんたちが書いた本がたくさん出た、ということです。
私も、何か参考になることはないだろうかと、プロブロガー本を何冊か読みました。メジャーなところでよかったのは、『必ず結果がでるブログ運営テクニック100』と『ブログ飯 個性を収入に変える生き方』です。
これらのプロブロガー本とは大きく趣を異にするのですが、ブログをすることの根本的な価値をはっきりと述べている点で衝撃的だったのが、この『Chikirinの日記の育て方』でした。
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この本には、ブログ運営テクニックは、何も書いてありません。でも、ブログに対する基本的な姿勢がはっきりと記載されています。それは、ブログを「おもしろいことができる自分の場所」と捉えて、この場所を育てることを重視する、ということです。
この方向性、考え方を知り、私は、ほんとうに衝撃を受けました。
『「Chikirinの日記」の育て方』を読んで、「単純作業に心を込めて」というブログをどんな場所に育てたいのか、考え始めた。
今のこの時代をおもしろく生きるための道はいろいろあるのではないかと思うのですが、ブログをすることは、そのうちのひとつの道です。私は、このブログを育てていくことによって、今のこの時代に、自分なりのいろんな価値を生み出し、おもしろく生きていこうと思いました。
(3) この時代に生きることに、興奮し、感謝する:『ワンクリック』
今のこの時代には、今のこの時代を牽引する企業がたくさん活躍しています。
まず、クラウドサービスというものを一般人に開放してくれたGoogle。次に、電話を再発明し、世界にスマートフォンを産み落としたApple。それから、私は使っていないんだけれど、ウェブの世界に豊かな人間関係を育ててくれたFacebook。
これらIT業界の巨人たちがあってこその今の世界だと思うので、私は、これらの会社に対して、日々感謝して生きています。
でも、GoogleとAppleとFacebookよりも、ある意味でこの社会を大きく変え続けているのは、Amazonかもしれません。この本を読んで、そう感じました。
Google、Apple、Facebook、そしてAmazon。この4つの企業は、今の社会に大きな影響を与え続けている4社です。この影響は破壊的に大きいので、4社はいろんな評価を受けていて、ときには、あんまりよくないことも言われています。でも、この4社が存在しなかったら、たぶん、この社会は、もっと生きづらくなっていたのではないか。
そんなことを感じさせてくれた1冊でした。
(4) 何が私の幸せで、何をしてよろこぶのか、わからなくちゃいけない:『人生の法則』
『人生の法則』は、岡田斗司夫さんが提唱する「欲求の4タイプ」を解説した本です。小説パートと解説パートによって、
- 司令型
- 注目型
- 法則型
- 理想型
という4タイプを解説しています。
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この4タイプ、正しいかどうかは別として、かなり使えます。また、小説(ライトノベル)も、ふつうに楽しめます。
(5) 自分なりのイチを足す:『ゼロ』
堀江貴文さんが書いた本『ゼロ』は、働くということについて考えるきっかけになった本でした。自分なりのイチの足し方を考えました。
堀江貴文『ゼロ』を読んだ。圧倒的な経験に基づく「働くこと」についての考えに触発されて、自分のイチの足し方を考えた。
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(6) 抽象的な思考の価値を再認識:『人間はいろいろな問題についてどう考えていけば良いのか』
社会人になってから、折に触れて、「具体的に考えろ」と指導されることが多かったように思います。そのためか、私は、いつのまにか、抽象的な思考を避けるようになっていました。
でも、この本を読んで、抽象的な思考が具体的な思考よりも劣るわけではないなと、再認識できました。使いどころを間違えなければ、抽象的な思考は、具体的な思考よりも、よほど強力です。
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責められるべきは、抽象的に思考することではなくて、抽象的な思考に逃げることによって行動を起こさないことです。抽象的な思考をうまく活用することで、よりたくさん具体的に動くことだってできるのだろうと感じました。
(7) 目標を真に活用する:『ザ・コーチ』
私は昔から目標を考えたり計画を立てたりすることが好きでした。目標や計画についての基礎的なことは、いろんな本を読んで勉強していたつもりでした。
でも、この本を読んで、私の目標に関する知識は、まだまだ全然だったなあ、と感じました。それくらい、この『ザ・コーチ』には、目標に関するいろんな知識が、わかりやすく整理されていました。
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この本は、小説形式です。小説自体もけっこうおもしろいので、すぐに読めます。目標を活用したい方には、ぜひおすすめします。
「ゴール」から「目的」と「目標」を見つける方法とそのメリット(『ザ・コーチ』のご紹介)
(8) 時間に縛られないために、時間を徹底的に考える:『1秒もムダに生きない~時間の上手な使い方~』
私は、時間管理なるものに興味を持っています。1秒もムダにしないで生きていきたいと思います。そんな思いで生きていたため、『1秒もムダに生きない~時間の上手な使い方~』というタイトルに惹かれて、買いました。
結果、裏切られました。よい意味で。ムダを排除するためのテクニックを集めた本、ではなくて、時間というものを徹底的に考えた本でした。
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体系的に時間の上手な使い方をまとめた本ではありませんが、時間を上手に使いたいなと感じている方は、読んで損はないと思います。
(9) 学問の知見を人生に活用する:『サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な「答え」が出ている』
世の中には、いろんな学問があります。多くの大学では、いろんなことが研究されています。
少し前まで、大学で研究されていることは、実社会ではあんまり役に立たない、と考えられていたのではないかと思います。でも、2013年は、大学で研究されていることが、けっこう実社会や実生活でも役に立つんじゃないか?ということが気づかれた1年だったのではないかと思います。
たとえば、『イノベーション・オブ・ライフ』とか、『スタンフォードの自分を変える教室』、『ハーバードの人生を変える授業』などなど。
それらの中でも、いろんなことが要領よくまとまっているのが、この本ではないかと思います。お得な本です。
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(10) ゆっくり育ってね。待つから。:『育てにくい子と感じたときに読む本』
私にとって、2013年の一大テーマは、子育てでした。
そのため、子育てに関する本も、けっこうたくさん読みました。
その中で、ベストワンは、佐々木正美さんの『子どもへのまなざし』です。
この本を読んだことで、子育てをするにあたっての「余裕」をもらえたと思います(それでもいっぱいいっぱいですけれども)。
ただ、『子どもへのまなざし』は、Kindle版がありません。そこで、同じ著者の、同じような感じの本をご紹介します。『子どもへのまなざし』と同じメッセージを伝えています。
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佐々木正美さんのアドバイスは、簡単です。「子育ては、ゆっくりくらいでちょうどいい。」「ゆっくり育ってね。待つから。」の姿勢が大切。
子育てに関して余裕を持ちたい方は、読んでみてください。
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