*

WordPressブログ×Google AdSenseは、大学生におすすめの趣味・バイト

公開日: : 最終更新日:2013/05/08 WordPress, 勉強

1.WordPressとGoogle AdSenseがあればよかった

(1) こればあればもっとよかったのになあと思うもの

私が大学生だったのは、もう10年も前のことです。この約10年間で、特にインターネットまわりの諸々は、大きく変わりました。私が大学生のときには存在していなくて、今は普通に存在しているものが、けっこうたくさんあります。

そのような、今は当たり前に存在しているけれど、自分が大学生のときには存在しなかったもののなかには、自分が大学生のときにこれがあればもっとよかったのになあと、心底感じられるものが、いくつかあります。WordPressとGoogle AdSenseは、そのうちのふたつです。

(2) WordPressがあれば、私は、何をしたかったか

大学生のころ、文章で何かを表現することはおもしろいんだ、と発見しました。自分の頭の中に、感覚や考えが生まれたときに、それをそのままにしておくと、何となくもやもやが残ります。これに対して、その感覚や考えに言葉という形を与えて、文章で表現すると、腑に落ちてすっきりします。これに加えて、文章で表現すると、他者からのフィードバックを受けることもできます。

しかし、言葉を組み立てて文章で表現するのは、エネルギーを必要とします。何かきっかけがないと、文章をまとめるためのエネルギーはわいてきません。この対策として、表現した文章をアウトプットする場所があると、とても有益です。

そこで、私は、HTMLを使って、自分のウェブサイトを作ろうとしました。しかし、HTMLで作成するウェブサイトは、記事ごとにHTMLを作成する必要があるため、作成した文章をどんどん投稿していくことには不向きです。まあ、面倒なのです。

これに対して、「ブログ」という仕組みは、たくさんの文章をどんどん投稿するウェブサイトを作るための、優れた仕組みでした。記事の内容を作成すれば、きちんとしたHTMLを自動的に生成してくれる上に、カテゴリやタグ付けも可能です。

そして、WordPressを使えば、「ブログ」という仕組みを、自分で用意したレンタルサーバーと独自ドメイン上で動かすことができます。自分で用意したレンタルサーバーと独自ドメイン上でブログを動かせば、そこに、自分の書いた文章を蓄積することができます。

このように、大学生のときにWordPressがあれば、私は、WordPressを利用して自分のブログを運営し、そのブログに、自分が表現した文章を蓄積するということをしたかったなあと思います。

(3) Google AdSenseがあれば、私は、何をしたかったか

大学生のころ、私は、貧乏学生をしていました。お金がなければアルバイトをすればよいのですが、そのころの私は、アルバイトに時間を費やすことに、抵抗を感じていました。アルバイトに時間を費やすくらいなら、本を読んだり文章を書いたり勉強したり運動したり、いろんな経験をした方がよい、と思っていました。今から考えると、アルバイトによっては、アルバイトから学べることも多いので、ちょっと偏った考えだったかなあと反省していますが、ともあれ、アルバイトを必要最小限にして、読書や運動に時間を費やしたことは、悪くなかったと思っています。

これに対して、Google AdSenseがあれば、お金をいただくことと、自分が価値を感じられる活動(読書とか情報整理とか文章作成とか)とが、同じ方向を向きます。たくさん読書をして、たくさんのことを書くことが、収入につながります。

Google AdSenseで得られる収入は、月間数万だと思いますが、貧乏学生にとっては、月間数万は、かなり大きいです。月間数万あれば、思う存分本を買ったり、思う存分映画を見たりすることができたのではないかと思います。

2.大学生とWordPress&Google AdSenseは、相性がいいと思う

(1) 私だけでなく、大学生とWordPress&Google AdSenseは、相性がいいと思う

このように、私自身のことを振り返ると、大学生の私と、WordPress&Google AdSenseは、相性がよかったのではないかと思います。そして、この相性のよさは、私だけに特有な傾向によるものというよりも、ある程度、大学生に共通する要素によるものではないかと感じます。ですから、私だけでなく、大学生とWordPress&Google AdSenseは、相性がよいのではないかと思います。

(2) 大学生とWordPressブログの相性

まず、大学生とWordPressブログとの相性です。

a.自分で使い方を決められる時間が多い

WordPressブログは、時間を費やせば費やすほど、成長させてゆくことができるメディアです。そして、大学生は、自分の手持ち時間をどこに割り振るかの点で、大きな自由を持った存在です。大学生なら、自分の判断によって、WordPressブログにたくさんの時間を注ぐことだって可能です。

b.必要経費が少ない

WordPressのブログを運営するために必要な費用は、年間1万円もかかりません。初期費用も必要ありません。

安定した定期収入がないうちから、多額の初期費用や維持費用が必要なことを始めるのは大変ですが、初期費用も維持費もたいしたことはないため、大学生でも負担なく始めることができます。

c.学んだことを投稿することで、相乗効果が得られる

大学生の本分は、学ぶことです。学部4年間だけだとしても、この4年間は、学ぶことだけに集中できる期間です。4年間という期間は、考えようによってはかなり長い期間なので、本人の意識次第で、ものすごくたくさんのことを学ぶことができます。

4年間にインプットされる情報量はものすごく多いので、このうちのほんの一部をブログ記事にして投稿することは、それほど困難なことではありません。毎日新しいことを学ぶので、ネタに困ることはありません。

また、ブログにアウトプットすることは、インプットの質を向上させます。ブログ記事にするために理解が不十分なところを確認したり、関連する新しい知識を調べたりすることができます。

ブログへの投稿を継続すれば、ブログに自分が得た知識や考察が蓄積されるので、ブログを自分のまとめノートのように活用することもできます。

ブログに学んだことを投稿し続ければ、ブログと自分とが、相乗効果を発揮して、成長していくと思われます。

d.学ぶに値する

WordPressのブログを運営することによって鍛えることができる能力は、学ぶに値するものだと思います。

まず、WordPressの知識を得ることができます。関連して、HTML/CSS、phpの知識が得られるかもしれません。

次に、毎日記事を書くことを通じて、情報の整理方法を身につけることができます。RSSリーダーを使ったり、SNSからよい記事を見つけるコツを身につけることができます。

さらに、ブログ記事という文章を書き続けることで、文章のトレーニングにもなります。

WordPressの知識は、インターネットに情報を発信するための基礎知識ですし、インターネットから情報を整理して得る方法は、これからの社会の基礎スキルのひとつです。人に何かを伝える文章を書くトレーニングは、時代が変わっても求められ続けると思います。

WordPressのブログを運営することによって得られる能力は、時間を費やして学ぶに値するものであると感じます。

(3) 大学生とGoogle AdSenseとの相性

次に、大学生とGoogle AdSenseとは、相性がいいと思います。

a.時間を費やすことができる

まず、時間を費やすことができる点です。

Google AdSenseも、時間を費やせば費やすほど、改善できるタイプの行為です。最適な広告サイズや広告位置を模索することは、時間を費やせば、その分、効果が上がります。

大学生は、自分の手持ち時間が多いので、Google AdSenseにたくさんの時間を費やすことができます。

b.金額の期待値がそれほど高くない

Google AdSenseだけで生計を立てるのはなかなか難しいですが、上乗せのお小遣い程度であれば、それほど高くないハードルで実現可能です。

大学生がアルバイト感覚でGoogle AdSenseをするなら、金額の期待値がそれほど高くないので、満足いくだけの収益を上げられる可能性が相当程度あります。

c.継続的に稼ぎ続けてくれる

Google AdSenseは、いったんよい設定が見つかれば、その後は、特にメンテナンスは必要ありません。(メンテナンスをした方が収益率は上がると思いますが、メンテナンスをしなくても、ゼロにはなりません。)

WordPressブログも、ブログのテーマにもよりますが、更新を止めても、一定量のPVは確保できると思います。

そのため、WordPressとGoogle AdSenseに費やせる時間が減ったとしても、いったんある程度まで成長させた後なら、放置しても、継続的に、一定の収益を上げ続けてくれます。

そのため、サークルやゼミで忙しくなったとしても、一定の収益を確保できます。さらに言えば、就職して一切の時間をとることができなくなっても、継続的な一定の収益を期待できます。

(4) WordPressブログ×Google AdSenseは、大学生におすすめの趣味であり、バイトである

このように、WordPressブログとGoogle AdSenseは、大学生と相性がよいと思います。特に、読んだり書いたりすることが好きな人、ウェブでの情報の扱い方を練習したい人、少なくてもいいから継続的収入を得たい人、自分が学んだことを蓄積したい人などには、うってつけだと思います。

スポンサードリンク

関連記事

no image

レポート課題に対して、どのようにレポートを作成し、提出すればよいか

0.まとめ レポート課題に取り組むときには、以下の3つの当たり前なことを大切にするとよい。

記事を読む

no image

iPhoneのKindleアプリとKindle Paperwhiteの比較

1.Kindle本を「思考する場所」として使うため、iPhoneのKindleアプリでKindle本

記事を読む

no image

文章を書くときの項目番号の付け方(「公用文方式」と「理科系の作文方式」)

1.「公用文方式」または「理科系の作文方式」で項目番号を付けることのすすめ (1) 問題意識 構

記事を読む

no image

『非論理的な人のための論理的な文章の書き方入門』(飯間浩明)のすすめ

1.問題 他者に何かを伝えるための文章を書くコツを、手っ取り早くつかむためには、どうしたらよいか。

記事を読む

no image

会社のウェブサイトをWordPressで構築するため、WordPressを勉強しはじめる方法を検討する

1.私がWordPressを勉強する理由 (1) 自社のウェブサイトに対してあんまり満足していない

記事を読む

no image

思考の枠組みの一例 『武器としての決断思考』における、メリット・デメリットに対する突っ込み方法

1. はじめに 思考の枠組みに従って考えることの実践(1)「ブログを毎日更新するべきか?」(前半)

記事を読む

no image

「単純作業に心を込めて」のfacebookページを作りました。匿名ブログがfacebookページを作る手順。

1.facebookページの作成 (1) 「単純作業に心を込めて」のfacebookページをよろしく

記事を読む

no image

Kindleで読み、Evernoteで書くことで、「空間」という制約要素から自由になる(Kindleで『知的生活の方法』を読んで考えたこと)

1.『知的生活の方法』(渡部昇一)とKindleで再会 (1) 『知的生活の方法』 『知的生活の

記事を読む

no image

何かを勉強しはじめるとき、Evernoteに新しく専用ノートブックを作る

0.要約 勉強を本業とするわけではない社会人が、自分の仕事に必要不可欠とまではいえないことを勉強しよ

記事を読む

no image

テーマをStinger3(の子テーマ)に変更した理由と、1ヶ月後の検証項目

1.テーマを「Stinger3」(の子テーマ)に変更 先日、このブログのWordPressのテーマを

記事を読む

スポンサードリンク

スポンサードリンク

no image
お待たせしました! オフライン対応&起動高速化のHandyFlowy Ver.1.5(iOS)

お待たせしました! なんと、ついに、できちゃいました。オフライン対応&

no image
「ハサミスクリプト for MarsEdit irodrawEdition」をキーボードから使うための導入準備(Mac)

諸事情により、Macの環境を再度設定しています。 ブログ関係の最重要は

no image
AI・BI・PI・BC

AI 『〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則』を読

no image
[『サピエンス全史』を起点に考える]「それは、サピエンス全体に存在する協力を増やすか?」という評価基準

1.「社会派」に対する私の不信感 (1) 「実存派」と「社会派」 哲学

no image
[『サピエンス全史』を起点に考える]サピエンス全体に存在する協力の量と質は、どのように増えていくのか?

『サピエンス全史』は、大勢で柔軟に協力することがサピエンスの強みだと指

→もっと見る

  • irodraw
    彩郎 @irodraw 
    子育てに没頭中のワーキングパパです。1980年代生まれ、愛知県在住。 好きなことは、子育て、読書、ブログ、家事、デジタルツールいじり。
    このブログは、毎日の暮らしに彩りを加えるために、どんな知恵や情報やデジタルツールがどのように役に立つのか、私が、いろいろと試行錯誤した過程と結果を、形にして発信して蓄積する場です。
    連絡先:irodrawあっとまーくtjsg-kokoro.com

    feedlyへの登録はこちら
    follow us in feedly

    RSSはこちら

    Google+ページ

    Facebookページ

PAGE TOP ↑