Windowsでよく使うアプリケーションを10個厳選し、タスクバーへピン留めする
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目次
1.Windows 7、Windows 8が誇る、タスクバーへのピン留め
Windows 7から備わった、Windowsのすばらしい機能は、タスクバーへのピン留めです。
タスクバーへのピン留め機能は、アプリケーションやフォルダを、タスクバーにピン留めすることができる機能です。ピン留めすれば、そのアプリケーションやフォルダのアイコンは、常にタスクバーに表示されます。そして、タスクバーにピン留めされたアイコンをクリックすれば、そのアプリケーションやフォルダを開くことができます。
ピン留め機能が使える機能である理由は、キーボードショートカットが設定されているためです。ピン留めしたもののうち、左から10個を、Windowsキー+1~0で開くことができます。
このWindowsキー+1~0のキーボードショートカットは、ほとんどの場面で有効です。どんなときでも、Windowsキー+1~0で、お望みのアプリケーションを起動したり、すでに起動しているならそのアプリケーションに切り替えることができます。Windows 8で、スタート画面にいるときだって、全画面のWindowsストアアプリを利用しているときだって、Windowsキー+1~0を使えば、デスクトップ画面の登録アプリケーションに移ることができます。
したがって、タスクバーに、よく使うアプリケーションなどを10個ピン留めしておけば、そして、何番がどのアプリケーションかを暗記しておけば、常に一瞬にしてそのアプリケーションを開くことができます。Windows 7とWindows 8のタスクバーへのピン留め機能は、Windowsが標準で備える、優れたランチャー機能です。
2.Windowsでよく使うアプリケーションを10個厳選する
タスクバーへピン留めできる個数は、タスクバーのスペースが許す限り、制限はありません。しかし、キーボードショートカットを利用できるのは、左から順番に10個だけです。Windowsでできることは膨大なので、Windowsで利用するアプリケーションは、通常、10個にはおさまりません。タスクバーへのピン留め機能だけで、すべてのアプリケーションを利用することはできません。
しかし、10個のアプリケーションしか使わないでWindowsを使うことは難しいとしても、Windowsからアプリケーションを開く回数の9割以上は、使用頻度の高い10個のアプリケーションを開く動作なのではないかと思います。そのため、タスクバーに、使用頻度の高い10個のアプリケーションを厳選して登録すれば、アプリケーション起動の大部分を、Windowsキー+1~0というシンプルな操作で起動することができます。
この状態を実現するためにここで大切なのは、10個のアプリケーションの厳選です。使用頻度の高い10個をいかに厳選するか、が、タスクバーへのピン留め機能の使い勝手を左右します。
3.私の10個
私の場合は、以下の10個を登録しています。
(1) Google Chrome
ブラウザは、Google Chromeを使っています。動作が軽快である点、機能拡張がある点、Googleアカウントでブックマークやパスワードを同期できる点、モバイルのGoogle Chromeとページを同期できる点で、Google Chrome派です。
インターネットで何かを調べるときはもちろんですが、仕事のグループウェアにアクセスするのも、大学のシラバスシステムにアクセスするのも、WordPressのダッシュボードを管理するのも、Google AdSenseのレポートを見るのも、全部、Google Chromeからです。
また、私の生産活動を支えているのは、GmailとGoogleカレンダーとToodledoですが、このうち、GmailとGoogleカレンダーは、Google Chromeのいちタブとして開いています(Toodledoは、Google Chromeのアプリケーションショートカットを作っています)。
そこで、Google Chromeには、栄えある「1」を割り当てています。
(2) As/R
As/Rは、ファイラです。
Windows標準のエクスプローラの使い勝手も悪くはないのですが、As/Rなら、2キーで特定のフォルダにジャンプできるので、自由自在にフォルダ内を動き回ることができます。この操作感が快適で、私はAs/Rを手放すことができません。
(3) Evernote for Windows
Evernoteというクラウドサービスは、私が書くすべての文章の受け皿になっています。
EvernoteをWindowsで使うなら、Evernote for Windowsを使うのがよいと思います。Evernoteに保存してあるデータ量がそれほど大きくないなら、Evernote for Windowsを使っても、ハードディスクをそれほど圧迫しませんし、Evernote for Windowsの動作もそれほど重たくありません。ブラウザから使うよりも、Evernote for Windowsをインストールしたほうが、快適ではないかと思います。
ちなみに、私が使っているOSはWindows 8ですが、私が使っているEvernote for Windowsは、デスクトップ画面向けのものです。タッチ操作前提の全画面表示対応のものもあるようなのですが(Evernote Touch for Windows 8)、使っていません。
(4) Microsoft Word
最終的にプリントアウトする仕事文書のほとんどは、Microsoft Wordから作成します。
おせっかいな機能も多く、動作も軽いとはいえないため、それほど大好きなアプリケーションではないのですが、なんだかんだ言って長年使っているので、文書作成に関しては、不自由なく使うことができます。
(5) Let’s家計簿
家計簿アプリケーション。シェアウェアです。
入力が簡単なので、継続できます。私は、Dropboxを経由して、複数のパソコンでデータを同期しています。
(6) Toodledo(Google Chromeのアプリケーションショートカット)
私がGoogle Chromeから頻繁に使うクラウドサービスは、Gmail、Googleカレンダー、Toodledoの3つなのですが、Toodledoだけは、アプリケーションショートカットを使用しています。
アプリケーションショートカットにして、Toodledoで表示の設定をきちんとすれば、Toodledoのブラウザ版は、十分使いやすいUIではないかと思います。
(7) Picasa
Picasaは、Googleが提供する画像管理アプリケーションです。
デジカメで撮影した写真の整理は、今のところ、Picasaから行っています。
ただ、課題も感じています。それは、複数のパソコンで、写真データを同期することができない、ということです。
Picasaは、PicasaウェブアルバムやGoogle+に写真を投稿することは得意ですが、PicasaウェブアルバムやGoogle+にアップロードした写真をダウンロードすることは苦手です(Googleがそういう思想で設計しているのでしょう)。複数のパソコンにPicasaをインストールすれば、自動的に写真が同期される、というような機能が備わったら、最強なのになあ、と思います。
(この目的を達成するには、Dropboxを使って、料金を支払って容量を購入すればよいのでしょうけれども、固定費が増えることに抵抗があるため、見送っています……。)
(8) Windows Live Writer
ブログへの記事の投稿は、Windows Live Writerからしています。投稿機能に不足はありません。
ただし、過去の記事を管理する機能が弱い気がするため、この点が改善されると、もっとすばらしいのになあ、と思います。
(9) 秀丸エディタ
秀丸エディタは、テキストエディタです。かれこれ10年前くらいから使っています。
一時期は、文章を書くのも全部秀丸エディタでやっていたのですが、今は、Evernoteでデータを同期できることの魅力から、文章を書く用途では、秀丸エディタを使っていません。
しかし、WordPressのテーマファイルをいじったり、HTML&CSSを勉強したりなどの場面では、秀丸エディタは大活躍してくれます。
(10) FFFTP
WordPressを管理するために、ftpサーバへの接続アプリケーションは必須です。
私はずっとFFFTPを使っています。
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