私がEvernoteのウェブクリップをあまり使わない理由と、例外的にウェブクリップを利用する場面
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Evernote
1.Evernoteのウェブクリップをあまり使わない理由
私は、基本的には、Evernoteのウェブクリップを利用しません。理由は、以下の3点です。
(1)Evernote検索よりもGoogle検索
a.Google検索をすればよい
ひとつめの理由は、EvernoteにクリップしたデータをEvernote内で検索するよりも、オリジナルのウェブサイトを再度Google検索する方が、効果的・効率的に目的の情報にたどり着くことができると考えるためです。
b.Evernoteへウェブクリップしたくなる場面
ウェブページを閲覧して、いいなと感じたページに出会ったとします。その記事を読む必要があると判断した場合、私は、さらに以下の3つへの振り分けをします。
- その場で読む
- あとで(時間ができたときにまとめて)読む
- その情報が必要になったときに読む
その場で読むべき記事は、その場で読みます。あとで読むべき記事は、Pocketに放り込んで、まとめて読みます。問題は、3番目の「その情報が必要になったときに読むべき記事」です。
Evernoteのウェブクリップは、「必要になったときに読むべき記事」をEvernote内に保存するために使われる機能ではないかと思われます。
c.情報が必要になったときに、Google検索する方がよい
しかし、その記事は、インターネット上で公開されています。したがって、必要になったときに、あらためて記事をGoogleで検索すれば、その記事を見つけることができます。そうであれば、あえて自分のEvernoteに保存しておく必要はありません。
Evernoteに保存しないで改めてGoogle検索を行うことのメリットもあります。まず、当該ページの情報が更新されていることもあります。次に、Google検索ページから、関連する情報やよりよいページを発見できるかもしれません。最後に、検索対象がGoogleだけに絞られることによって、操作がシンプルになります。
(2)Evernote for Windowsを軽いままに保ちたい
ふたつめの理由は、Evernoteのクライアントの動作を軽いままに保ちたいことです。
Evernote for Windowsは、Evernoteのデータベースの容量が増えると、動作が重たくなる傾向にあるそうです。ウェブクリップを利用しなければ、Evernoteのデータベース容量は、それほどは増えません。
Evernote for Windowsを軽いままに保ちたいことが、ウェブクリップを利用しない第2の理由です。
(3)Evernote内検索結果中、自分の思考の割合を高くしたい
みっつめの理由は、Evernote内検索結果に占める自分の思考の割合を高くしたいというものです。
私がEvernoteに入れるもののメインは、自分で書く文章です。思いついたアイデアやちょっとしたライフログ、日記やブログ記事の下書きなどを入れています。
このような自分の思考の断片がたくさん入っているため、適当なキーワードでEvernote内を検索すると、検索結果には、そのキーワードに関して、自分がこれまで考えたいろいろなことが表示されます。これがなかなかおもしろいです。
これに対して、ウェブクリップを利用すると、検索結果にしめるウェブクリップの割合が上がるため、その分、自分の思考の断片が出てくる割合が減ります。
このことをつまらないと思うため、そもそもウェブクリップをEvernoteに入れないようにしています。
(ウェブクリップと思考の断片でノートブックを分ければ解決する話ではありますが。)
2.例外的に、Evernoteのウェブクリップを使う場面
例外的に、Evernoteのウェブクリップを使う場面は、以下の3つです。いずれも、そのときの自分のために生成されたページです。これらのページは、インターネット上に公開されている情報ではないため、後日、Google検索をしても見つけることができないため、ウェブクリップでEvernoteに保存します。
(1)振り返りのために、GoogleカレンダーとToodledoをウェブクリップ
GoogleカレンダーとToodledoのウェブページをクリップすることがあります。
a.特別な1週間を振り返るために、Googleカレンダーをウェブクリップ
Googleカレンダーをウェブクリップするのは、1週間の振り返りをしたい場合です。
特筆すべき変化があった1週間、何か心境の変化があった1週間など、特別な1週間を終えたときに、何かを残しておきたい、と思う場合があります。そのときに、文章だけでその1週間を振り返るよりも、Googleカレンダーのウェブクリップがある方が、あとからよくわかります。そんなときは、その週のGoogleカレンダーの週表示ページをEvernoteにウェブクリップします。
そのノートに、その1週間の振り返りを文章で綴れば、立派な振り返りノートになります。
b.特別なプロジェクトを反省するとき、Toodledoをウェブクリップ
Toodledoをウェブクリップするのは、主に、特別なプロジェクトに区切りが付いたときです。大変だったプロジェクトや、新しいことを試したプロジェクトが完了したら、反省したり、勉強になったことをメモしたり、あるいは純粋にプロジェクト完了のよろこびを表現したりしたいと思います。
そのとき、そのプロジェクトの完了タスクを並べたToodledoのリストをウェブクリップすれば、どんなタスクを完了したのかがわかるため、よいと思います。
Toodledoで、特定プロジェクトの完了タスクを表示するのは、少しめんどくさく、Searchを使います。(もっと簡単な方法があるかもしれませんが、私は、この方法をとっています。)
Searchの条件は、以下の2つです。(両方の条件を満たす必要があるので、Match 「all」 of the following criteriaにします。)
- Checked offをYES
- Folder isで特定プロジェクトのFolder
(2)申し込み結果確認ページ
インターネット経由で何かの申し込みをした場合、申し込み完了ページを保存しておく必要があります。
ブラウザでページを保存するよりも、Evernoteにウェブクリップの方がよいと思います。より確実にするには、PDFで印刷して、ウェブクリップしたEvernoteノートに貼り付けておくとよいと思います。
(3)ブログの統計情報ページ
最後に、私は、ブログの統計情報ページを、定期的にウェブクリップしています。私は、GoogleアナリティクスではなくWordPress.comのMy Statsを使っています(プラグインJetpack for WordPress)。
特に、定期的に、全期間の人気記事ランキングをクリップすると、人気記事の変遷がよくわかり、ブログ運営の助けになると思います。
(少し前に、操作ミスからすべてのブログ記事を消してしまったときも、ウェブクリップしていたブログの統計情報ページによって、人気の記事を抽出することができました。)
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