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Xperia SX入手の見通しが立たないので、状況を整理(GALAXY Sの現状/FOMA→Xi/Xperia Tsubasa(SO-01E))

公開日: : Android ,

0.Xperia SXへの機種変更の現状

2012年7月段階で、Xperia SXに機種変更することを、ほぼ決めていました。しかし、ドコモはじめてにねんXi割の適用開始が9月だったため、2012年8月3日に予約することはしませんでした。そして、8月10日に発売が開始してから予約すれば、ちょうど9月上旬に入手できるのではないかと、のんびり楽観的に考えていました。

ところが、Xperia SXはかなりの品薄状態のようです。8月13日に、ビックカメラ名古屋駅西店のドコモショップに行ってみたところ、Xperia SXは在庫なし入荷未定で、予約受付すらしていませんでした。予約受付すらしていない状態のため、9月に入手できる見通しは、まったく立っていません。予約開始日に予約しておけばよかったかなという後悔が沸いてきましたが、後の祭りです。

そんなわけで、いつ機種変更できるか見通しが立たない状況なので、少し落ち着いて、機種変更について、状況を整理します。整理する項目は、以下の3点です。

  1. そもそも論として、GALAXY Sから機種変更する必要はあるか
  2. FOMA→Xiになることのメリットとデメリット
  3. 2013年冬モデル、特にXperia Tsubasa(SO-01E)の噂

1.そもそも論として、GALAXY Sから機種変更する必要はあるか?

(1)問題となる状況

私が、そもそも何で機種変更しようと思ったかといえば、2012年10月で今のGALAXY Sを使い始めて2年になるから、という理由です。GALAXY Sに致命的な不満があるわけではありません。とはいえ、2年前の端末なので、いろいろと不足点はあります。

他方で、Xperia SXがあらゆる点でGALAXY Sよりも優れているかといえば、そうではないようにも思います。

そこで、GALAXY Sをこのまま使い続けることに問題はあるか、問題はないとしてもXperia SXへの機種変更をできる限り急ぐ必要性はあるのか、を検証する必要があります。

(2)GALAXY Sを使い続けることの問題点・Xperia SXへの機種変更を急ぐ必要性についての結論

a.結論

GALAXY Sを使い続けても、特段、問題点はない。Xperia SXへの機種変更を急ぐ必要性はない。

b.Xperia SXに機種変更するメリット

Xperia SXに機種変更すれば、以下の3つのメリットを享受できる。特に、3番目のテザリングは、私の行動パターンに大きな変化を与える可能性を秘める。

  1. 操作が全体的に快適になる(サクサクさとくっきり文字表示)
  2. Evernote for Androidを今よりももっと使えるようになる
  3. テザリングを使えるようになる

c.Xperia SXに機種変更する際の不安要素

Xperia SXへの機種変更は、必ずしもいい点ばかりではない。懸念される点が3点ある。

  1. バッテリーの持ちはおそらく悪化する。
  2. フリック入力の快適さは未知数である。小さすぎるために、かえって快適性が落ちるおそれがある。(大丈夫ではないかと思うけれど。)
  3. ホームボタン・戻るボタン・メニューボタンは、物理キーでなくなることとメイン画面との境界がはっきりしなくなることから、若干使いづらくなるのではないか。

(3)補足説明

a.使い続けても、問題はない

私は現在、GALAXY Sに、不満を感じていません。毎日快適に使っています。GALAXY Sがよくできた端末であるから、という点もあると思いますが、それ以外に、以下の2つがあると思われます。

(a)私の使い方では、基本的に、GALAXY Sで十分なことしかしない

私は、Androidを、たくさん使っています。毎日たくさんの時間をAndroidの操作に費やします。Androidがあるかないかで、私の生活は、まったくちがったものになります。Androidなしの生活には、もう戻れません。

他方で、私がAndroidでやっていることの種類は、それほど多くありません。私は、職場のデスクでWindowsパソコンを開き、家のリビングでiPadを触ります。大画面やキーボード、高速通信に向く作業は、WindowsやiPadで行います。Androidでやることは、GALAXY Sの4.0インチの画面と、タッチパネル入力インターフェースと、3Gの通信速度と、1500mAhのバッテリーで、快適にできる作業に限っています。具体的には、Gmail、Googleカレンダー、Toodledo、Evernoteくらいのものです。

加えて、テキスト関係ではサポテキを、EvernoteではPostEverとWriteNoteをと、軽量で優れたアプリの力を借りています。

GALAXY Sで十分なことのみを、優れたアプリを活用して行えば、GALAXY Sでも、十分快適なAndroid生活を送ることができます。

(b)バッテリーパックやその他ハードもへたっていない

GALAXY Sのバッテリーパックは、まだへたっていません。21ヶ月経過時点で86パーセントの性能を維持していました。

また、ディスプレイにもたいした傷は付いていませんし(保護シートは付けていません)、タッチパネルやホームボタンの感度も、今のところ、問題ありません。

ハード面でも、機種変更の必要性はありません。

b.Xperia SXに機種変更すれば改善する3点

Xperia SXに機種変更すれば、まちがいなく、いろいろと快適になると思います。発売時期が2年違う端末なのだから、当たり前かもしれません。特に、以下の3点を期待しています。

(a)全体的な快適さ(サクサクとくっきり文字表示)

動作のサクサクさが期待できます。

また、ペンタイル配列・有機EL・480×800のディスプレイから、ストライプ配列・液晶・540×960のディスプレイに変わるのですから、文字表示のくっきり具合は、かなり改善されると期待されます。

(b)Evernote for Android

私が、GALAXY Sで、本当は使いたいのに、スペック上使い倒すのをあきらめているアプリは、Evernote for Androidです。Evernote for Androidは、豊富な機能を備えている反面、高いスペックを要求します。

これに対して、Xperia SXであれば、楽々、Evernote for Windowsを快適に使うことができると思われます。これは、大きな改善点です。

(c)テザリング

GALAXY Sは、テザリングに対応していません。また、いろんな方法でテザリングをしたとしても、FOMAの契約上、パケ・ホーダイ料金の上限が上がってしまいます。

これに対して、Xperia SXは、テザリングに対応しています。また、Xi契約なら、テザリングを利用しても、料金は変わりません。

したがって、Xperia SXに機種変更すれば、テザリングを使えるようになります。テザリングを使えるようになると、外出先でのインターネット環境が別次元に進化するので、私の行動パターンを変化させるほどの違いかもしれません。この点は、楽しみです。

c.Xperia SXの不安要素3点

他方、Xperia SXには、若干の不安要素があります。GALAXY Sとの比較で悪化するおそれがあるのは、以下の3点です。

(a)バッテリー

GALAXY SもXperia SXも、どちらも1500mAhのバッテリーを搭載します。しかし、カタログスペック上、Xperia SXの方が、バッテリー消費が大きいと予想されます。理由は、Xi端末であること、CPUが高機能であることと、解像度が高いことの3点です。

したがって、現在よりもバッテリーの持ちは悪くなりそうです。

(b)フリック入力の快適さ

Xperia SXのいいところは、コンパクトであることです。コンパクトなので、片手で本体を固定するのが楽だと思われます。そのため、今のところ、GALAXY Sよりもフリック入力が改善するのではないかと期待しています。

他方で、Xperia SXの実機を触ったところ、本体サイズと画面サイズが小さいため、繊細なフリック入力を要求される印象を持ちました。画面サイズが少し小さくなることで、かえって、フリック入力が窮屈になる可能性があります。

また、そもそも、GALAXY Sの横幅は64mmであり、私の手の大きさからしたら、まあ、ストレスなく片手で持つことが可能です。であれば、それ以上コンパクトになる必要はないのではないか、という気もします。Xperia SXの横幅は54mmなので、GALAXY Sに比べると、1cmもコンパクトになっています。1cmの差があると、手に持った感覚が大きく異なるでしょうから、その分、フリック入力の快適さが、あるいは低下するかもしれません。

フリック入力の快適さに一抹の不安が残ることが、Xperia SXの懸念のひとつです。

(c)ホームボタンなど

Android端末で、かなりよく使われるボタンは、ディスプレイしたに並ぶホームボタンとメニューボタン・戻るボタンです。この3つのボタンの押しやすさは、使い勝手に直結します。

GALAXY Sは、この3つのボタンがディスプレイから少し間を開けて並んでいます。また、ホームボタンは物理ボタンです。そのため、これら3つのボタンの押しやすさで不満はありません。

これに対して、Xperia SXのホームボタン・メニューボタン・戻るボタンは、ディスプレイのすぐ下にほぼ余白なしで並んでいて、いずれもタッチパネル式です。そのため、ディスプレイを触っているつもりなのにこれらのボタンを触ってしまったり、その逆だったりと、若干の使い勝手の悪さがあります。

使っていれば慣れるのかもしれないのですが、頭で考える限り、ホームボタン・メニューボタン・戻るボタンの使い勝手は、GALAXY Sの方が上です。

2.FOMA→Xiになることのメリットとデメリット

(1)問題となる状況

Xperia SXは、Xiスマートフォンなので、docomo回線はXi契約になります。Xiの契約条件は、FOMAの契約条件とは、根本的に異なります。

FOMAとXiの契約の違いは、どちらかが得で、どちらかが損、というものではありません。使い方によって、メリットになったり、デメリットになったりします。

以下、パケット定額と通話に分けて、使い方に応じたメリットとデメリットを整理します。

(2)FOMA→Xiになることのメリットとデメリット 総論

a.パケット定額プランについて

Xiのパケット定額プランについて、FOMAとの違いで重要な点は、以下の2点です。

  1. 速度制限が課される上限が設定された(プランによって7GBまたは3GB)
  2. テザリングをしても料金が変わらない

使い方によって、この2点は、メリットにもデメリットにもなります。私の使い方なら、テザリングをしても月々の通信量は3GBにおさまる可能性が高いため、Xiのパケット定額プランは、メリットです。

b.通話プランについて

Xiの通話プランについて、FOMAとの違いで重要な点は、以下の3点です。

  1. 契約の種類がひとつになった
  2. 無料通話がなくなった
  3. ドコモ同士24時間通話無料プランが用意された

大きな傾向としては、ほとんど通話を使わない人がXiの通話プランにすると、料金が安くなりますが、たくさん通話を使う人(ドコモ以外への発信が多い人)がXiの通話プランにすると、それなりの値上げになります。なにより、自分の通話スタイルに合わせて選べる選択肢が少ない点は、Xiの通話プランのデメリットではないかと感じます。

(3)FOMA→Xiになることのメリットとデメリット 各論

a.パケット定額プランについて

(a)3GBまたは7GBでの速度制限

FOMAのパケ・ホーダイは、基本的には、通信し放題でした。しかし、Xiのパケ・ホーダイは、実質的には、上限が設定されています。契約ごとの上限(3GBまたは7GB)を超えると、ドコモ回線であることがまったく無意味な速度(128kbps)に制限されてしまいます。ですから、その人のデータ通信量によって、Xiプランの魅力は、まったく変わってきます。

・7GB以上のデータ通信をする人にとって

Xiのパケット定額プランは、FOMAと比べて、まったく魅力がありません。料金の差だけでは評価しきれない、パケット使用方法のパラダイムが変わってしまうほどのダメージです。

・3GB以上7GB未満のデータ通信をする人にとって

Xiのパケット定額プランは、FOMAと比べて、525円の値上がりです(Xiパケ・ホーダイ フラット5985円とパケ・ホーダイ フラット5460円を比較しています)。Xiの速度とテザリングの恩恵を考えれば、まあ、妥当な値上がりではないかと思われます。

・3GB未満のデータ通信をする人にとって

Xiのパケット定額プランは、FOMAと比べて、525円の値下がりです(Xiパケ・ホーダイ ライト4935円とパケ・ホーダイ フラット5460円を比較しています)。Xiの速度とテザリングの恩恵を受けながら、料金が525円下がることで、Xiプランは、歓迎すべき変化です。

(b)テザリングを利用しても料金変わらず

FOMAでテザリングを利用すると、パケ・ホーダイの料金が跳ね上がりました。

しかし、Xiのパケット定額プランは、テザリングをしても料金が変わりません。スマートフォンでのテザリングが現実的な選択肢になりました。

この点は、Xiのパケット定額プランのいいところです。もっとも、スマートフォンでテザリングをする人の数がそれほど多いとは思えないので、多くの人にとっては、たいした違いではないのかもしれません。

b.通話プランについて

(a)基本プランがひとつのみ

Xiの通話基本プランは、ひとつのみです。FOMAのように、自分の通話料にあわせて軽いプランから重いプランまでを選ぶことができません。

(b)無料通話なし・通話料金高め

Xi唯一の通話基本プランは、タイプXiにねんの場合、基本使用料780円で、無料通話なし、通話料は30秒21円です。通話料の水準は、FOMAのタイプSSバリューの水準、30秒あたりの通話料金がいちばん高い水準です。

タイプSSバリューは、待受が多く、あまり通話をしない人向けのプランでした。タイプSSバリューと同水準の通話料しかないXiの通話プランは、通話を多く利用する人にとっては、使い勝手の悪いプランになってしまったのではないかと思います。

私の場合、通話はあまり使っていません。FOMAのタイプSSバリューで、毎月おおむね無料通話分(1000円程度)で収まっています。Xiは無料通話がなくなるので、通話料として毎月1000円程度見ておけばよいのではないかと思っています。

(c)Xiカケ・ホーダイ

Xiの通話プランには、Xiカケ・ホーダイというオプションがあります。+700円で、ドコモ回線への通話が24時間無料になります。ドコモ相手の通話が多い人にとっては、便利なオプションかもしれません。

3.2013年冬モデル、特に、Xperia Tsubasa(SO-01E)の噂

(1)問題となる状況

公式情報ではないのですが、早くも、docomoから発売される次のXperiaの噂がネットで流れ始めました。次のXperiaは、コードネーム「Tsubasa」で、docomoの型番は「SO-01E」、docomoの次の冬モデル(2013年冬モデル)で登場予定だそうです。

ソニー、ドコモ「SO-01E」 KDDI au 「SOL21」となる可能性がある LTE 通信対応 Xperia スマートフォン「Xperia LT25 (Tsubasa)」情報 | Google Pad

SO-01Eは、フラッグシップモデルとのことなので、スペックは十分だと思われます。そのため、私が求める条件に合う端末だったら(特に、横幅60mm~64mmサイズの端末だったら)、Xperia SXをパスして、SO-01Eを待つという選択肢もありそうです。

そこで、Xperia Tsubasa(SO-01E)の噂を整理します。

(2)Xperia Tsubasa(SO-01E)の噂内容のメモ(2012.08.18時点)

本日時点で、Xperia Tsubasaを巡る噂のうち、私が気になるのは、以下の3点です。

a.Xperia Tsubasa(SO-01E)が技適を通過したらしい

まず、Xperia Tsubasaが総務省の技適を通過したとのことです。ドコモ向けの型番は、SO-01Eだそうです。

「Xperia Tsubasa(SO-01E、SOL21)」が技適通過。ドコモとauから秋冬モデルとして発表の可能性。

b.ベンチマークサイトにXperia Tsubasaを名乗る端末の登録があったらしい

次に、複数のベンチマークサイトに、Xperia Tsubasaを名乗る端末の登録があったそうです。それらによれば、Xperia Tsubasaのスペックは、以下の通りです。まあ、あくまでも噂ですが。。。

OS: Android 4.0.4 Ice Cream Sandwich

CPU: Qualcomm Snapdragon S4 MSM8960 Dual-core 1.5GHz

解像度: 1280×720 HD

New Sony LT25 ‘Tsubasa’ will be a global phone | Xperia Blog

LTEに対応する「Xperia Tsubasa(LT25)」をdocomo・au向けに投入へ!SO-01E/ISL21Sに? | リンゲルブルーメン

c.2012年8月29日のIFA2012で、発表があるかもしれない

最後に、Xperia Tsubasaについては、2012年8月29日にドイツベルリンで開催されるIFA2012というイベントで、SONYから何らかの発表があるかもしれない、とのことです。

ソニー、8月29日にドイツで「IFA 2012 Sony Press Conference」開催、新型 Xperia スマートフォンを複数発表予定 | Google Pad

(3)8月29日を待つ

8月29日までにXperia SXを入手できる見込みはほとんどなさそうなので、悩むことなく、とりあえず8月29日を待ちます。基本的なスペック、特にサイズ(ディスプレイインチ数と端末サイズ)が発表されることを期待します。

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