Android+WriteNote Proを使って、Everenoteに写真+文字で子どもの成長記録を残す方法
目次
0.概要
(1)子どもの成長記録は、写真+文字でEvernoteに残すのがよいと思う。
【理由】
- Evernoteなら、10年先も、20年先も、多分、使うことができる。
- Evernoteなら、写真と文字のどちらも重視できる。
(2)AndroidからEvernoteに写真+文字で子どもの成長記録を残すなら、WriteNote Proというアプリを使うのがよいと思う。
【理由】
- WriteNote Proを使えば、Androidから適当に投稿するだけで、わりといい感じのノートとして、Evernoteに保存される
- WriteNote Proなら、子どもの成長段階に応じて、ノートをどんなふうにまとめるのかを自由に設定できる。
1.写真+文字で子どもの成長記録をEvernoteに残す
(1)子どもの成長記録を残す
子どもを育てて感じるのは、子どもにとっては、一日一日が、はじめての連続だということです。自分自身のためにも、将来の子どものためにも、親として、子どものはじめてをできるかぎり記録に残したいと思います。
はじめての連続を記録に残す方法には、たくさんのものがあります。写真、文字、動画、音声などでしょうか。これらの中でも、扱いやすさや後から見返す気軽さの点で、王道は、写真と文字ではないかと思います。
(2)写真+文字で残す
最近では、スマートフォンやタブレット、デジカメやパソコンによって、簡単にデジタルデータの写真を撮影し、デジタルデータの文字を記録することができます。
しかし、単にデジカメで写真を撮影したり、単にスマートフォンで子どもに関する事柄をメモするだけでは、写真と文字とがバラバラになってしまいます。子どもにとってのはじめてをリアルに思い出すには、写真だけでも、文字だけでも、少し足りません。その瞬間を捉えた写真と文字を、同時に見ることができる方がベターです。
(3)Evernoteに残す
デジタルで撮影した写真データをアルバムのように管理できるアプリケーションやサービスがあります。これらのアプリケーションやサービスを使えば、写真と文字を一体的に残すことが可能です。しかし、写真と文字を一体的に管理するために特別なアプリケーションやサービスを使う方法は、私が求める条件に合わないため、採用でできません。そのかわり、私は、Evernoteを使っています。理由は、以下の2点です。
a.Evernoteなら、10年先も20年先も見返すことができる(と思う)
子どもの成長記録は、長期間の保存・閲覧に耐えるデータでなければいけません。できる限り長期間継続したいと思います。また、今日記録したデータを、10年先も20年先も見返すことができるものでなければいけません。
この条件に対して、特定のアプリケーションやサービスを利用する方法には、リスクがあります。特定のアプリケーションやサービスを利用する場合、データ形式がそのアプリケーションやサービスに特化されている場合があります。その場合、データを編集したり閲覧したりするためには、そのアプリケーションやサービスを利用しなければいけません。しかし、デジタルのアプリケーションやサービスは、移り変わりが激しい分野です。特定のアプリケーションを使って記録を続けていたのに、途中でそのアプリケーションが開発終了となってしまった、というのでは、困ります。
そこで、10年先、20年先にも普通に使えるアプリケーション・サービスを選択する必要があります。
これに対して、Evernoteなら、おそらく今から10年先も継続しているサービスではないかと思います(仮にサービス終了となっても、データをHTML形式等でエクスポートすることが可能です)。
b.Evernoteなら、写真と文字のどちらも重視できる
PicasaやFlickerも、おそらく、10年先、20年先も、続いているのではないかと思います。(PicasaがGoogle+に統合されたように、どんどん形は変わるでしょうが。)しかし、こあれらはあくまでも写真管理サービスであり、写真と文字を同程度に重視しながら記録するには不向きです。
私は、文字を書くのがわりと好きなので、写真と同じように、文字で記録を残したいと思います。写真にコメントをつけるというのではなく、場合によっては、文字だけで記録する一日や出来事がある、というのでもよいくらいです。
Evernoteなら、写真ばかりの記録とすることも、文字を中心とした記録とすることも、そのときそのときに応じて、柔軟に可能です。Picasaなどの写真管理サービスにはないメリットがあります。
2.Android+WriteNote Proで、手間をかけずに、成長記録を残す
(1)Evernoteへ記録を残す方法
写真は写真で撮って、文字は文字で記録し、Evernoteのクライアントで編集作業を行う、という方法もあり得ます。WindowsのEvernoteクライアントからなら、写真付きワードファイルを作るのと同じような手間で、写真付きノートを作成することができます。難しい作業ではありません。
しかし、このひと手間があると、Evernoteでの編集作業を後回しにしてしまう気がします。私は、できる限りたくさんの場面を記録に残したいと思うため、できる限り手間を減らしたいと思います。一定の方法で記録をすれば、自然と、ある程度いい感じになってEvernoteに保存される、という形が理想です。
私の場合、子どもの写真を撮るのも、子どものことを文字で記録するのも、大半はAndroidからです。ですから、Androidで写真を撮って、Androidで文字を書いて、Evernoteに記録をすれば、Evernote上に、いい感じに整理されたノートが蓄積される、という仕組みを実現したいと思います。
結論としては、AndroidからEvernoteに写真+文字の成長記録を残すためには、WriteNote Proというアプリを使うのがいちばんです。WriteNoteは、Evernoteにさっとメモを書くためのアプリであり、有料版であるWriteNote Proであれば、写真を投稿することもできます。Androidで写真を撮影し、WriteNote Proにその写真を添付し、文字で記録をして、Evernoteに投稿すれば、Evernote上に、それなりにいい感じにまとまった記録が残ります。
(2)WriteNote Proいくつかの設定例
WriteNoteについては、いくつか記事を書きましたので、ご参照ください。また、公式サイトや作者様ブログもあります。
- WriteNote Proを活用するヒントに。初期設定による5つの使い方提案 » 単純作業に心を込めて
- WriteNote Proリリース! 画像添付機能がつき、複数のノート設定が可能になりました。 » 単純作業に心を込めて
- WriteNote Pro(公式サイト)
- MARUNI (作者様ブログ)
WriteNoteの特徴であるノートブック、ノート、タイムスタンプの設定が柔軟であることは、子どもの成長記録を残す上でも、その力を発揮します。たとえば、以下のような設定が可能です。
a.子ども用ノートブックに、1日1ノート
1日分の写真と文字を、1つのノートにまとめる方法です。時系列に沿って、文字と写真が並びます。すべてのノートは、自動的に、子ども用のノートブックに保存されます。
ノートのイメージは、こんな感じです。(タイムスタンプの書式は、自由に設定可能です。)
- ノートタイトル:2012年7月1日のまる子
- ノート本文
10:14
ご機嫌な様子。
[写真]12:38
お昼寝中。
[写真]15:08
お腹いっぱいの様子。
[写真]
b.1年ごとの家族用ノートブックに、1ヶ月1ノート
1ヶ月分の写真と文字を1つのノートにまとめることもできます。ノートブックのくくりも、1年ごとに自動で切り替えることもできます。
- ノートタイトル:2012年06月のまる子
- ノート本文
06/13(水) 07:34am
起きたみたい。
[写真]06/22(金) 05:22pm
ひとり遊びしています。
[写真]06/30(土) 08:12pm
お風呂上がり。
[写真]
c.1ヶ月ごとの子ども用ノートブックに、1つの写真で1つのノート
1つの写真と文字で1つのノートにすることもできます。1ヶ月ごとにノートブックを切り替えれば、1つのノートブックの中に、1ヶ月分の写真+文字の記録がたまります。
- ノートタイトル:2012/06/29(金)午前10時15分
- ノート本文
泣いてます。
[写真]
3.その他の方法(ただし、どちらも、ひとつのノートブックに1日1ノート)
なお、Android+WriteNote Proでない方法で、写真+文字の成長記録をEvernoteに残すこともできます。Twitterの非公開アカウントを使う方法と、iOS版のPostEverを使う方法を、軽くご照会します。
ただし、どちらの方法も、ひとつのノートブックに、1日1ノートの記録を残す形になります。
(1)Twitterの非公開アカウント+公式写真サービス+ツイエバを利用する方法(Android、iPhone・iPad)
Twitterの非公開アカウントに、写真+文字のツイートを流し、ツイエバでEvernoteに保存する方法です。
Twitterを利用できればよいので、AndroidでもiPhoneでも可能ですし、アプリも何でもかまいません。
ただし、非公開アカウントにした場合であっても、外部の写真サービスの中には、非公開に対応していないものもあります。その場合、写真だけは閲覧可能になってしまいます。写真が非公開になっているか、注意する必要があります。
ツイエバを利用すれば、1日分のツイートが1つのノートに整理されてEvernoteに保存されます。無料アカウントで十分です。
(2)iOS版のPostEverを利用する方法(iPhone・iPad)
iOS版のPostEverなら、写真を添付することができます。(Android版は、写真添付機能がありません。)
PostEverなら、1日分のメモが1つのノートにまとまりますので、写真+文字の記録を残すことができます。
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