Evernote for Android(3.6)が公開。ウィジェットがパワーアップ&音声認識・テキスト変換が可能に。
Evernote for Android(3.6)が公開されました。
Evernote for Android アップデート: 音声認識・テキスト変換とウィジェット大幅改善 « Evernote日本語版ブログ
Evernote – Google Play の Android アプリ
Evernote Widget – Google Play の Android アプリ
今回のアップデートの柱は、以下の二つだそうです。
- ウィジェットのパワーアップ
- 音声認識・テキスト変換ノート
目次
1.ウィジェットのパワーアップ
iPhoneと比較したAndroidの強みは、ウィジェットです。AndroidでEvernoteを使うなら、ウィジェットを活用したいところです。そのウィジェットが、今回のアップデートで、よい感じに強化されました。
(1) 新しいオプション
ア クイックスナップショット(左から2番目)
新しいオプションとして、「クイックスナップショット」が追加されました。
従来のスナップショットよりも、簡単にスナップショットノートを作成できます。
従来のスナップショットだと、写真付きのノートを作る過程は、以下のとおりです。
- タップする 【操作1】
- カメラアプリが起動する
- カメラアプリで写真を撮影する 【操作2】
- カメラアプリで写真を保存する 【操作3】
- 写真データが保存したスナップショットノートが立ち上がる
- Evernoteで保存する 【操作4】
これに対して、新しく追加された「クイックスナップショット」だと、以下のとおりです。「スナップショット」と比べて、最後の二つのプロセスを省略できます。
- タップする 【操作1】
- カメラアプリが起動する
- カメラアプリで写真を撮影する 【操作2】
- カメラアプリで写真を保存する 【操作3】
- Evernoteにスナップショットノートが保存される
スナップショットは、ノートを保存するという手間があるかわりに、Evernoteでノートを保存するタイミングで、ノートに文章を書き加えること、タイトルを指定すること、保存先ノートブックを指定すること、が可能です。
クイックスナップショットは、ノートを保存するという手間がないため、操作の数としては、カメラアプリで写真を撮影するのと数で、Evernoteに写真付きノートを保存することができます。他方、ノートにタイトルをつけること、ノートに文章を書き加えること、保存先ノートブックを個別に指定することができません。
このあたりを押さえて、うまく使い分けをしたいなと思っています。
イ 音声認識・テキスト変換ノート(右から2番目)
音声認識・テキスト変換ノートも追加されました。
これは、後述します。
(2) カスタマイズ設定が可能に
ウィジェットのカスタマイズ設定が可能になりました。
小サイズ(1×4)のウィジェットも、大サイズ(2×4)のウィジェットも、一番左がEvernoteのアイコンで、その右に5つのアイコンが並んでいます(大サイズの場合は、その下に、最近閲覧したノートのサマリーが表示されます)。今回のアップデートで、この5個のアイコンを、以下の8種類から選択できるようになりました。
- 新規ノート 新規ノートを作成
- スナップショット スナップショットノートを作成
- 音声ノート 音声ノートを作成
- 検索 Evernoteを検索
- 設定 Evernoteウィジェットのカスタマイズ設定をする
- クイックスナップ クイックスナップショットノートを作成
- Skitch Skitchノートを作成
- 音声テキスト変換ノート 音声テキスト変換ノートを作成
私が選んだのは、2,6,3,8,7です。こんな感じです。
考えたことは、こんなところです。
- テキストのノートはPostEverで作ることにしているため、新規ノートは外しました。
- 上記の通り、スナップショットとクイックスナップショットを使い分けたいため、どちらも入れました。
- 音声ノートと音声テキスト変換ノートも、どちらもある方が面白いかなと思い、どちらも入れました。(現状、音声ノートすらほとんど使っていませんが。)
- 手書きメモのためにSkitchも入れてあります。
- そうすると、検索と設定が入らなくなりました。検索は、アプリを起動して行えばいいかなと思っています。また、設定は、ウィジェットの設定に過ぎず、設定をしなおす際にウィジェットを再配置すればよいだけなので、落としました。
(3) テーマの選択
ウィジェットのテーマを選択できるようになりました。Evernoteらしい緑色だけでなく、ダークなテーマを選択可能です。選択肢が増えるのはいいことです。ホーム画面の雰囲気に合わせて選べるのはうれしい。
2.音声認識・テキスト変換
Evernoteに、音声認識・テキスト変換機能が付け加わりました。録音と同時に、音声がテキスト変換されます。しかも、漢字への変換済みです。
そして、このノートを保存すると、音声認識・テキスト変換後のテキストと元の音声データが、ひとつのノートに保存されます。
試してみたところ、なかなかの精度で、音声が認識され、テキストに変換されていきました。漢字の変換も悪くないです。感心しました(Androidに備わっているGoogleの音声認識機能を使っているようです)。
もっとも、今のところ、Androidの音声認識自体をほとんど利用していないので、Evernoteに実装されたからといって、それほどは使わないと思います。ともあれ、この機能はとても、面白いし、未来を感じました。
3.おわりに
EvernoteのAndroid公式アプリは、どんどんよくなっています。今後もアップデートが楽しみです。
なお、私がAndroidでEvernoteを使う際の工夫について、先日、こんな記事を書きました。よろしければご覧下さい。
スポンサードリンク
関連記事
-
PostEverが画像添付に対応したこの機会に、PostEverとWriteNoteを比較する(Android)
1.はじめに (1)PostEverのアップデート Android版PostEverに、待望のア
-
Android間の機種変更を楽にする、Androidとクラウドの使い方
1.Android間でのはじめての機種変更 先日、GALAXY SからXperia SXに機種変更
-
Android版ATOKの拡張辞書(文例辞書)をインストールしてみました
1.Android版ATOKの拡張辞書 AndroidがiPhoneより勝っているところのひとつは
-
【Toodledo×IFTTT×Evernote】電子業務日誌を自動的に作成する
1.『「超」整理法』がすすめる電子業務日誌 『「超」整理法』は、時代を超える名著です。この本は、単
-
【Toodledo×IFTTT×Evernote】Toodledoの完了タスク情報を、Evernoteに蓄積し、タグで管理する
1.Toodledo→→Evernote 私は、Toodledoを中心に、個人的なタスク管理システ
-
Evernote×タスク管理(2) Toodledoで完了にしたタスクをEvernoteに1日1ノートで保存する
1.Toodledoの完了タスクを、Evernoteに、自動的に蓄積したい (1) Toodled
-
Evernote×受験勉強。コンテンツのためではなく、マネジメントのために、活用する。
1.Evernoteを受験勉強に活用することはできないか 最近、昼休みに、職場の近くのスターバック
-
脱spモードメール計画(2) 相手の負担とメリットを想像する
1.代替の選択肢4つを、比較する視点 spモードメールの代替の選択肢として、私が思いついたのは、次の
-
Androidをストレスなく使うための、4つの投資
1.Androidは、手をかければ、悪くない Androidは、手がかかります。Androidを使っ
-
この2点が備われば、WriteNoteは、私のAndroid上で、PostEver並の活躍をしてくれるはず
1.はじめに WriteNoteは、Evernoteにテキストデータを投稿することに特化した、シン